mimoza note

八丈島に住む刺繍作家Mimoza SHOJIのブログ。

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■待機児童ゼロの八丈島。しかし教育概念は古い。

高校の教員だったので意外に思われることがあるのですが、私は不登校はアリだと思っている。

 

 

周りに合わせたり、周囲の目を気にしてやりたいことができなかったり、そういう弊害も大きい場所なので、むしろ行かなくてもいいんじゃないかと思う。

 

 

 

 

 

 

それは小中高に限らず、保育園と幼稚園にも言える。

 

 

もちろんそれくらいの年齢の子どもに拒否権はないに等しく、泣きわめいて抵抗するくらいしかできないので、結局通うしかない。

 

 

でももし幼児にも、うつ病や心の病気のような目に見えてわかる症状があったら、「不登園」になる子がいてもおかしくないんじゃないかな。

 

 

 

 

いや、本当はサイン自体は出ているのかも。

 

 

毎朝通うの嫌がるとか、落ち着きがないとか、、

 

 

 

それをくみ取って尊重してあげられる親がどれだけいるのだろう。

 

 

 

 

 

保育園に全入できる八丈島

 

そういうスタンスなので、うちは今のところ、保育園もまったく考えていないのだけど、八丈島は基本的に3歳で皆保育園に入れるのが普通。

 

 

 

島には幼稚園がなく、保育園は5つある。

 

働いていないお母さんも、幼稚園のような位置づけで3歳になったら保育園に入れる。

必ずどこかしらの保育園に入れるので、待機児童もゼロ。都内のお母さんたちに話すととてもビックリされる。

 

 

 

 

 

 

 

よく公園で出会うママたちに「来年は保育園だね」と言われるのだけど、正直少し困ってしまう。

 

 

働いている・いないに関わらず3歳になったら保育園に入れる八丈島。

 

 

でも上記の理由により、必ずしも入れなくていいんじゃないかなと思う我が家。

 

 

 

 

都内だったら自主保育といったやり方も定着しているので説明しやすいけれど、八丈島ではそういう方法はまったくない。

 

 

3歳=保育園。

6歳=小学校。

 

 

 

 

不登校=悪。

 

そんな空気がある。

 

 

 

 

また、おじいちゃんおばあちゃん世代の発言力も強く、新しい教育の話にはあまりならない。

 

 

 

自主保育。

子ども主体の教育。

ホームエデュケーション。

 

 

 

 

教育に関しては10年以上遅れている。

 

田舎だから、というのはもちろんあるけれど、例えばシュタイナー学園のある藤野だったら、不登校でもすんなり受け入れられるだろうと思うと、田舎=教育が古いというわけでもない。

 

 

ちなみに、娘と2人で歩いていると、見ず知らずのご年配の方から「子ども一人?早く二人目産みなさい」とよく言われる。

 

あぁ田舎だなと笑って聞き流すけど、都内だったらハラスメントとして捉えられてもおかしくない。

 

 

よくも悪くも、古い考え方は根強い。

 

 

 

八丈島は海も山もあり自然豊かな素晴らしい環境だけれど、こういう面で子育てしやすいとは必ずしも言えないなと思う。

 

 

まぁ理解されなくても、うちのやり方でやっていくつもりですが、例えばママ友とか近所のおばちゃんとかにいちいち説明しなきゃいけないのが、イチ母親としてはちょっとつらい。