こちらを読んでからどうぞ。
小学生に入ってから中学生くらいまでの話です。
保育園は泣きながら通いましたが、
小学校は結構楽しかったんです。
国語とか算数とか、45分くらいの授業をどんどん回してくシステム、あれいいな!って子どもながらに思いました(笑)
そういうのは合っていたと思います。
体育は苦手でしたけど。
逆上がりできないし(笑)
プールが嫌なのは、あの塩素の水に浸かると肌がカサカサになるし症状も悪化する感じがしたからです。
あれが強制とか、アトピーっ子にはキツいです。。
性格的にも少し活発になったし
仕切り屋だったので班長とか部長的なポジションに就いたりが楽しかった頃でした。
ちなみにアトピーの子に多い性格として
・長女、長男気質
・真面目
っていうのはあると思います。
だから学校生活では、先生に気に入られるタイプも多い。
不良タイプのアトピーさんってあんまり聞かないですね(笑)
この頃、母がいろんな療法を試してみてくれた記憶があります。
まず、おばあちゃんが調べて進めてくれたスクワランオイル。
鮫の油です。
木酢をお風呂に入れるとか。
ちょっと匂いが気になるんですが、これは割と良かった印象。
シャンプーもなんか自然派のやつで、リンスにお酢を使うやつでした。
めんどくさすぎて母も私も挫折しましたけど(笑)
石鹸類はいろいろ試しましたね。
真っ黒い炭のやつとか。
あとこれは絶対みんな知らない(笑)
パタカラっていう器具。こういうやつです↓
アトピーの子は口呼吸している場合が多く、それが良くないんですね(アトピーでなくてもあんまり良くないか)。
口周りの筋力を鍛えることで鼻呼吸にもってくイメージです。
すごいきついんですよ!
高学年くらいでは、鍼治療も行ってました。
週1で渋谷まで。1時間くらいかかって母と行きました。
正直効果は?だったけど、帰りに母と渋谷でショッピングするのが楽しかったです(笑)
あとは、どくだみを摘んできて干してお茶にするとか。
塩水で身体を洗うとか。
へちまで化粧水作ったり。
アロエの汁を塗ってみたり。
今思うと本当にいろいろやってくれたんだと思います。
でも、当時の私の正直な気持ちは
- 「なんでこんなにしなきゃいけないの?」
- 「みんなこんなめんどくさいことしてないのに、なんで?」
でした。
ある日、祖父母の家に行った帰りの電車の中で、「なんで私だけかゆいの!?」と泣きながら聞いた記憶があります。それを言われた母は辛かったでしょうね…
でも私もつらかった。
もちろん今となっては、アトピーでかゆくてつらい思いをしてる人はごまんといて、私だけじゃないのはわかります。
けど小学生の頃は、周りの普通のお肌の子たちと比べて、どうして私だけ?と本気で思ってました。今思い返すと、クラスに3~4人くらいアトピーっぽい子はいたんですが。
普通のお肌の友達が羨ましかった。
なんで甘いおやつもジャンキーなお菓子も食べていいんだろう?
なんでお洋服の素材とか気にせず、可愛いデザインのを着れるんだろう?
私はこんなにやってるのになんで!
そうして、いろいろ治療法を試していくことに段々嫌気が差してきます。
ステロイドも併用しながら、自然療法的なのも試していたので、どうしても効果を比べてしまうんです。
ステロイドは即効性があるので、効いたとすぐわかる。
けど、自然療法はなかなか効果を実感できない…
効果があるのかもしれないけど、ないのかもしれない。
みんなはこんなことせず、さらりと生活している。。
こんなんだったら、すぐに良くなるステロイドでいいじゃん!と思いました。
ステロイドに副作用があることは、母からなんとなく聞かされていて、それを使わなくてもいいように様々な他の治療を試しているというのもわかっていました。
でも、小学生の私には
数十年も先に副作用が出るかもしれないことなんて想像できませんでした。
大人になったときどうかなんてわかんない!そもそも大人になった姿すらうまく想像できないのに。。
あれやってもこれやってもダメならもういいよ。
後で副作用で別の病気になってもいいから、早く治したいんだよ!
という気持ちでした。
母も強くは言いませんでした。
今つらいというのがよくわかったのだと思います。
なにより自分の子どもがかゆくてつらい姿は、母だって辛かったと思います。
父もきっとそうだったでしょう。
寝る前に、毎日背中を掻いて(なでて)くれました。
いろいろな療法を試して、ステロイドを止めることを試みながら、
でも結局は止められず、試行錯誤の日々でした。
続きます↓