「掻いちゃダメ!」
「掻くと余計に酷くなるよ」
答えは出てなくて、今も考え中なんですが、案外このセリフは必要ないのかもしれないと思っています。
痒いときに掻いてはいけないのか
アトピーに限らず、肌を掻くことはあまり推奨されていません。確かに肌を掻きむしってしまうと、もっと酷くなるし、血が出ることもある。せっかくできた皮膚やかさぶたをとってしまう。治りが遅くなる。
…そうなんですが、アトピーを自然治癒で治した過程を思い返すと、「掻くことは悪いことじゃないかも」と思うんです。
そもそもなんで痒くなるのか
なんで皮膚が痒くなるのか、をまず考えてみました。
例えば腕が痒くなったとしても、腕の状態が悪いからではありません。腕に対応した内臓に不調があるから。(ツボを圧して身体を整えたりできるのはそのおかげ。)
つまり、身体表面のある部分に痒みを出すことによって、内部の不調を教えてくれているのではないか。
痒みは内部の不調を示すサインなのではないか、と思います。
じゃあなぜ皮膚表面に現れたのか
身体内部の不調なら、たとえば「お腹が痛い」とか、そういうサインもあり得ます。そうじゃなくてなぜ痒みとして出るのか。
その痒みは、内部の毒素や老廃物を出そうという働きなんじゃないかなと思います。
掻くことによって、皮膚を剥がし、皮膚から老廃物を排出する。つまり、私たちに掻いてもらうために痒みとして現れているんじゃないか…
それが、私の考える痒みの正体です。
ただ、むやみやたらに掻き壊すことにはデメリットもあるような気がしているので、「痒いなら思いっきり掻きなさい!」とは声を大にしては言えません。治る過程のどの段階かにもよると思います(あんまりグジュグジュと液が出ている状態なら掻かない方が良さそう。乾いてカサカサしてきたら掻いても良いと思う)。
“痒いなら掻いても良いか”問題は、私の中でもまだはっきりと答えが出ていません。でも、もしかしたらそうかも…という仮説ではあります。
掻いても平気、のスタンス
ただ、私自身はこの考えを持ってから、掻いてもあまり罪悪感を持たなくなったというのがひとつメリットです。
あぁ、痒いんだね。ちょっと掻くか。おわり
今までは
(痒い痒い。でも掻いちゃいけない。でも痒い。もー我慢できない!……あー掻いちゃった。やっちゃったダメなのに…掻かないって決めたのになんて自分は意志が弱いんだ…)
という風に、必要以上に痒みを意識したり、掻いてしまった自分をいちいち責めていました。
それが、(別に掻いてもいいかも?その方が早く老廃物も出るし♪掻いちゃえ♪)くらいの明るさで済むようになったので、余計な自己否定が減りました。
「ダメ」と言われるほど、「本当はダメなのに」と思うほど、逆にその行動をしてしまうものです。
掻くこと=身体にとって必要なこと、くらいのスタンスでいた方が案外掻く頻度も減るかもしれません。
掻いても、治るしね。
そういえば治った今の写真を載せてなかった↓
スッキリしたでしょ?
ちなみにbefore↓
ぎゃー。でもこんなんでも治ります。
症状=身体の浄化システム
何か症状が出たとき、それを悪いものとして捉えない、というのは病気に対して持っておくべき考えかなと思います。
ガンも恐ろしい、嫌だ嫌だというイメージがありますが、たぶん違うんですよね。
こちらのページ、イラストも可愛くて好き▼
ガンは血液の浄化装置なんだって。だからガンになったら身体を浄化するチャンスってことで、前向きに捉えた方が良いです。身体、がんばれーって。
アトピーもそうなんだろうなぁ。
そう考えるとみんなそうだよね。
鼻水も、咳や痰も嘔吐も。ただ出そうとしてるだけ。
だから症状はただ症状として受け入れる。
むしろ身体がちゃんと機能してる証拠かなって思います。