mimoza note

八丈島に住む刺繍作家Mimoza SHOJIのブログ。

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TOKIO並みにいろいろ作る夫と暮らす上で困ること。その対処法。

バレンタインデーに書いた夫に関する記事に異様な反応があった。

 

www.mimoz-art.com

 


TOKIOみたいな夫。
略してTOKI夫(読み方:ときお←「ちくわ」と同じイントネーション)。

 

 

 

「すごい!」「素晴らしい!」というありがたいコメントも頂いたが、華やかな印象だけがついていたとすればそれは大きな誤解。妻として大変な部分もあるのでその点も含めてTOKIOな夫について知っていただきたい。


今回は、TOKIOみたいな夫を持つといかに大変か説明したいと思います。

 

 

 

 

1、会話がおかしい

うちは圧倒的に夫婦の会話がおかしい。他人が入り込めないような会話が日常的になされている。

 

 

 

「スーパーボール作りたいから、洗濯糊買ってくる」

 

 

こう言われても、決して驚いてはいけない。

「ふ〜ん。洗濯糊でできるんだ。あ、私の持ってる“おゆまる”でもできるらしいよ。ハイ、これどうぞ!」

これくらいの切り返しができないとダメ。

 

ちなみに“おゆまる”とはこちら▼

 

100均などにも売ってます。UVレジンやる女子だったら結構知ってるかも?

matome.naver.jp

 (↑私はこれ見て大量買いしていたので、あげました)

 

 

 

他にも、

 

 

「油って作れないのかな?」

 

 

 


・・・

 

 

 

「酢って作れたらアツくね?」←ちなみに今作っている



 


・・・?

 

 

 

 

「小屋って作れそうだな」

 

 

 

 

…why??

 

 

 


特に

  • ○○を作ってみたい
  • ○○って作れないのかな

系が多い。それを聞いて「え〜そんなの無理に決まってんじゃん!」は禁句。火に油を注ぎかねないし、そして案外作れることが多い。何事も決めつけてはいけないのだ。

 

 

 

ちなみに、散歩中によく言い出す言葉は

 

 

「この竹使えそう。」

 

 

何に使うのか。ここでは割愛します。

 

 

 

 

2、おかしな荷物が届く

週に2〜3はamazon楽天ヤフオクメルカリ、果ては海外からも荷物が届く。

大抵は完成品ではなく、何かの部品や素材。重いものから軽いものまで幅広い。

届く時間的に私が受け取ることが多いので、ヤマト運輸・佐川急便・郵便局の配達員さんからは顔と名前を覚えられ、街中でも挨拶されるようになった(←八丈島だからではなく、多摩にいた頃から)。

自転車で公園に行く時、すれ違ったトラックの中から「あ、東海林さんさっき不在入れときましたー」と言われる始末。 毎度本当にありがとうございます。。

 

 

 

3、部屋が足りない

何かを作るためにはその道具が必要。特定の物だけを作るなら、道具も少なくて済むが、夫の場合、ありとあらゆる物を作ろうとする。当然、作りたい物ごとに必要な道具が増えていく。

 

近年、大工道具くらいならホームセンターでも借りられるが、そもそも夫の作りたいものはマニアックなものが多いため、レンタルという訳にもいかない。

 

その一部を紹介しよう。

 

 

精米機

玄米を精米する機械。3分づきや5分づきなど、精米具合が選べる。


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精米すると「ぬか」ができるので、それは糠床へin。美味しい糠漬けになる。

 

 

製麺機

パスタやうどん、そばなど麺類が作れる。作っているときは盛り上がるが、洗うのが大変。


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ばんじゅう

パンを作る際小麦粉をこねたりするもの。ちなみにうちには3つくらいある。 


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カンパーニュ発酵かご

パンの中でもカンパーニュを発酵させるためのかご。ちなみにうちにはこんなにある。


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豆腐を作る型

豆腐を作るためだけに存在。年に数回活用。


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コーヒー関係も多い。

焙煎機

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コーヒーミル

こいつはおしゃれで良い。

 


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コーヒーミル2

1つでは足りないらしい。コーヒー以外の何かもこれで挽いたりすることがある。

 

 


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そしてこちら。どのように使うかというと…

 


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こうやって使います(手動コーヒー焙煎機)。この穴からコーヒー豆を入れて、シャカシャカして焙煎する。これも2つある。

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あ、これ面白いからちょっと紹介▼豆って煎りたてじゃないとすぐ酸化するらしいです。

発明工房 コーヒー豆焙煎器・煎り上手

発明工房 コーヒー豆焙煎器・煎り上手

 

 

その他、ヨーグルトメーカーやアイスクリーム製造機、ハンドミキサーなども多数ある。

 

 

 

 

 

続いて、夫の部屋を覗いてみよう。

 

使用頻度の高い電動ドリル

 


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これはおそらく麹箱(こうじばこ)。(麹をなんかあっためる??箱。たぶん)

上にはなぜか古文の参考書。

 


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窓際には…

 

 

綿繰り機

綿と綿の種を別々にさせる機械。


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チャルカ

糸を紡ぐ道具。 


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これは確か羊毛関係の何か。

 


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押入れには楽器類

 


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机の上には、大量の竹!!

 

 


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何になるかというと、マレットになるんですね〜

 


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▶︎Academia Malletのサイトはこちら

 

 

 

この定規は一体…

 


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そしてこれは…?????

 

 


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対処法

1、ミニマリストになろうとしない

必要最低限のもので暮らすミニマリスト。

これを目指そうとするのは非常に困難なので、シンプルな暮らしに憧れたりしない。目指すだけ不毛。だから我々とは対極にいる人たちだと思うようにしている。


ちなみに「断捨離」という言葉も、なかなか耳が痛いし、取り組むのはハードルが高すぎるため考えない。1年に1回使うものならとって置くに値するし、なんなら1年以上使わなくても生涯で使う気がするものはとって置いた方が良い。

 

 

2、変なものを買っても責めない。

買ったものが使えなかった場合でも、決して責めたりしてはいけない。

なぜなら夫の座右の銘が、

 

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.

(私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。)

 

by トーマス・エジソン

 

 だからである。ちなみにこのセリフは私の買い物や選択に関しても通用するので、その点非常に都合が良い。とってもいい言葉。今後も多用しよう。

 

 

 


3、家はアトリエだと思い込む。

我が家は生活部屋としての機能より、工作部屋としての機能が優先されている。

家、と考えるにはごちゃごちゃ雑多な物がありすぎる。だから発想の転換で、「ここはアトリエなんだ」と思い込むことにした。アトリエ。atelier。かっこいい。良い響き。

そうすると案外気にならなくなるから単純。

 

 

 

4、夫に対抗して自分も作る


そもそも夫婦生活が成り立っているのは、私自身がいろいろ作りたがる傾向にあるから。もっとも私の場合は手芸に特化しているので、増えるとしたら布・糸・ミシンだけだが。

 

私の布ストック▼(これがあと2つある)

 


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刺繍糸▼

 


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ミシン糸▼

 


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利害が一致することも多い。
夫が何かを試作するとかで購入した布を、使えなかったり余ったりすると貰える。刺繍糸も夫から貰えるし、布や綿などをくれることもある。ラッキー。代わりに、何か縫ってほしいと言われることもあるけれど、私の趣味なのでなんら問題なし。

 

 

5、美味しいものが食べれるのでどんどん応援する

美味しいものを食べられるのはありがたい。パン、キムチ、麺類、醤油、味噌、豆腐、納豆、豆乳、アイス、ピザ、フォカッチャetc

夫は計りを使うめんどくさい料理が得意、私は目分量で適当に作る。この辺の住み分けも出来ているのでちょうどいい。

下手すると3食作ってくれる日もあるので、ただただ食べる係になっている。食べる人がいるから作る楽しみがあるのです!

 

 

 

 

いかがでしょうか?

あなたはこんなTOKIOな夫と暮らす覚悟はあるだろうか?

 

私は全くそんな覚悟はありませんでしたが、3年経って慣れました。

 

 

▼昨日は豆腐をペーストにしてグラタンを作ってくれた。

 

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今後も夫の動向にご注目ください。