実家のDIYをすることになり、東京に来ています。
私は布で色々作りますが、意外とDIYはしたことがないんです(夫はします)。
ちょっとした棚を作ったり、家具をペンキで塗ったり良いですよね。でもそれなりに工具も要るし、まとまった時間や知識も…と、今まで手を出せずにいました。今回、ちょっと大胆にお部屋をいじれることになったのでとても楽しみです(私の家じゃないけどw)
漆喰(しっくい)が使いたい
漆喰って知ってますか?
↑こういう壁、カフェとかで見たことありますよね♪ あれです。
私は南仏とかのイメージがあるんですが、もっと身近なとこでいうと、民家やお寺の外壁なんかにも使われているそうですよ。
ちなみに漆喰の定義は、
消石灰を主たる固化材とし、建築物の内外装又は天井等を鏝塗りなどによって仕上げる材料である。(日本漆喰協会HPより)
消石灰とかなんぞ!?って感じですが、要は石灰岩が主成分みたい。天然素材なんですね。内装だけでなく外装にも使えるくらい丈夫。しかも、シックハウス症候群の原因にもなるホルムアルデヒドを吸着分解してくれる効果もあるそう。素晴らしいじゃないか!
適当に塗っても様になるのがすごく良さそうで、以前から興味がありました。でも使う場所がなかった〜(笑)和風にも洋風にもどっちにも合うのも嬉しいですね。
今回は漆喰を天井に塗ってみよう、ということになりました。
使った漆喰がこちら▼
漆喰うま〜くヌレール
うま~くヌレール 公式サイト | 漆喰製造88年の日本プラスター
漆喰もいろんなメーカーが出してるので、調べたら奥が深いのだろうけど、今回はあんまり調べず買っちゃいました。
最初、なんだこのふざけたネーミング!と思ったんですが(笑)とっても良かったです!ホームセンターで売ってるので手に入れやすかったのと、公式ホームページがすごくわかりやすかったので、これにしました。
全10色、サイズは3種類。
10色あるうち、今回はオレンジ色を使いました。 オレンジといっても、かなりパステル色に近いです。漆喰って乾くとかなーり白っぽくなるので、そんなに濃い色味はないのかもしれません。こんな感じ▼
明るくて良いですよね。ブルー系は冬場ちょっと寒い感じだし、ピンクだと可愛すぎちゃう感じ。黄緑やイエローも良いかもしれません。でも、どれを選んでもうっすら色付く程度なので、大きな失敗をするということはなさそう。
サイズは、小さい方からチューブタイプ(700g)、5kg、18kgの3種類あります。
チューブタイプは工作用という感じのサイズです。壁を塗るなら5kgか18kgですね。
ちなみに今日、トイレと洗面所の天井を塗って5kgぴったりという感じでした。目安のサイズとしては、4.5畳で18kgサイズ1つなので、リビングなどを塗るなら18kg以上は必要でしょう。
漆喰を天井に塗ってみる
塗り方や必要なものは、公式HPにかなり詳しく書かれていて、それを読むだけで出来ちゃいます。また、今回購入したホームセンターの売り場には無料塗り方DVDも置いてあって、ご自由にお持ちくださいとありました。ない場合もありますが、公式ホームページから無料で取り寄せることもできるみたいです。
でもまぁ適当に楽しくやるのが漆喰の良さかもしれません♪
塗る前の下準備。養生をしよう!
壁や塗る場所以外に付いたら大変!ということで、大切な養生の作業。今回便利なものを見つけました。
コロナマスカー
こういうのあるんだって初めて知りました!しかも名前まであるんだ!wコロナマスカー!!かっこいーw
これ便利で、緑のテープ部分を貼ると、下の透明のビニールがスルスルと伸びて、広範囲がガードできるんですよ。こんな風に▼
これを床までつなげてもいいし、下の方は新聞紙とかでガードしても良さそうです。塗り際はマスキングテープなどで丁寧に守る必要がありますが、これを使えばマステの役割も兼ねてくれてとても便利。
ライトや警報機の周りもしっかり養生しましょうね。
あと、必要なものとして、ホームページに色々挙げられています。コテとかヘラとかおたまとか。ただ、やってみた感じ全部は必要なくて、最低限必要なのはこれ▼
- 汚れても良い服(上下)
- ゴム手袋
- 脚立
- 雑巾
あと、天井の場合はゴーグルのような保護メガネもあると良いです。
また、フード付きのパーカーとか被れば髪も汚れません。やり方にもよりますが、時たま塗ってる漆喰がポロポロ落ちる可能性があります。私は大して気にならなかったので、ゴーグルもパーカーも途中で外しちゃいました。
ちなみにマスクも必須ではないですが、気になるならあってもいいかも。
塗ってみました!
ゴム手袋ですくってべちょ!!
天井に漆喰を塗ることにしました♪元の天井、だっさいよね(笑)私これ好きじゃないの。BGM→#capsule
めっちゃ楽しい〜!!ちなみにこれは脚立に座って作業してます。
天井は難しいかもしれませんが、壁だったら子どもも一緒に楽しめると思います♪
2度塗りがオススメ
ホームページにもありますが、2度塗りがオススメです。1度目は、元の壁の表面を均すように。馴染ませるというか。厚みを出そうとしないで良いので、ただ全面に色をつける感じで適当に塗り塗りしていきます。塗れてないとこがあっても気にしない。とにかく全部うすーく絵の具を塗るみたいに塗ります。
ちょっと休憩などして、半乾きっぽくなったとこで2度塗り。
今度は厚みを出す感じでべったり付けます。ただしあんまり一度にたくさん取りすぎると滴れます(笑)1度目に塗ったとこといい感じに馴染んで漆喰が塗りやすくなっています。平らに均してもいいし、扇型にわざと跡を残してもおしゃれ。指の跡が気になるようなら、コテなどを使った方がやりやすいです。
あとはちゃんと乾くのに24時間だそうなので、放置しとけば完成。手軽〜!
実際にやってみた感想
ペンキのような匂いのキツさがない
もちろん完全に無臭ではないですが、作業中に気持ち悪くなったりするような匂いは皆無。マスクも別にいらないなぁという感じです。そういう意味でも子どもと一緒にできて安心です。
養生はそこまで厳重にしなくていい
今回天井を塗ったので、「壁に付いたら嫌だなぁ」と思って厳重にガードしたんですが、 そこまでしなくて良さそうです。なぜかというとペンキと違って染み込まないから。ペンキだったら一度壁に付いちゃったらアウトですよね。漆喰も塗ってる最中何度か垂れて、壁にぶつかったりしたんですが、どちらかというと固形なので壁にくっつかない。当たって床に落ちました。
床に落ちても、落ちただけならくっつかないです。 塗り付けない限りくっつかないので、そのままにしておいても乾いた紙粘土のようになって、箒でささっとはけます。ただ、うっかり踏んでしまうとくっついちゃうと思うので、新聞紙くらいは広げておくと良いかもしれません。
あ、ちなみに漆喰の固さですが、赤ちゃんのう○ちくらいの固さですよ(笑)
洋服が汚れても、洗えば落ちる
作業中、何かの拍子に服に付くので、もちろん汚れても良い服装でやるんですが、洗濯したら落ちました。やはりペンキと違って服の繊維に染み込みはしないので、水を加えてやると剥がしやすくなります。といっても、その日中に洗ったから取れた可能性もあるので、念のため汚れても良い服でやるのが無難。
乾くとかなり白くなり、塗りムラも気にならない。
塗った直後は、あ〜あそこイマイチだったかも…とか考えちゃうんですが、乾くと色が白っぽくなるので目立たなくなります。 乾いた時の色は思ってる以上に変わる気がします。なので、パッケージの乾いていない漆喰の色で決めると「あれ?もっと濃い色だと思ってたのに」と感じてしまうかも。ホームページの色見本が本物に近いので、そちらで判断してください。
漆喰、まんまとハマってしまいました(笑)
今回はトイレと洗面所でしたが、近日中にもっと広い範囲を塗る予定です♪