自然療法のみでアトピー集中治療
昨年2016年、八丈島に移住して数ヶ月経った頃、全身にアトピーが吹き出しました。
それまでも私は子どもの頃から慢性的なアトピー性皮膚炎。ただ、湿疹の出る箇所は肘の内側・膝の裏・首・顔だけでした(主に関節の内側)。それが初めてお腹やら背中やら太ももやら腕全体にまで…!広範囲にわたって出ました。途方に暮れてステロイドを塗っても収まらず…
そしてもうどうしようもなくなった10月、1ヶ月間の集中治療をしました。
集中治療といっても病院に入院するとか、1ヶ月間薬を塗るとかではありません。
自然療法のみで治しました。
結果、1ヶ月ほどで肌は再生され、そのあと2ヶ月ほどで完全にかゆみもないツルツルの肌になりました。
before
ちょっとグロテスクなのですが、どういう状態だったか写真で見た方がわかると思います。
腕▼
ゴワゴワのシワシワ。赤く腫れていて、かさぶたができては剥がれる。
いわゆる象のような肌。
小さなニキビのような湿疹が出たことも。
太もも▼
こんなところに出たのは時初めてで、最初はあせもだと思ったんです。
膝の裏▼
グジュグジュしていて痒かった。
顔▼
症状の出始めは、ステロイドを塗って誤魔化してました。
人と会う時メイクもしたかったので。
これはまだ良い方で、もっと耳やあごのあたりも酷くなりました。
首▼
ここが一番辛かった!!
首って年齢も出る部分だし、顔にも近くて目立つ。
そこがシワシワでグジュグジュしているのが鏡を見るのも嫌でした。
あと、首を回すと痛いんですよ、皮膚が裂ける感じで。
これ以外にも、写真はないのですがお腹、背中、頭皮、脚全体、腕全体、とにかく全身に出ました。
どういう痒み・辛さがあるのか
かゆくて、動かすのも痛くて。全身が腫れているような感じもあり、動かしにくい体勢も。
夜は布団に接触しているだけでも不快で、睡眠は全く取れず、日中もぐったりしていました。また、こんな見た目だったので、外出もせず、人と会うのも嫌でした。
ところが、自然療法を続けて数ヶ月…
after
傷なし、かさぶたなし、湿疹なし。
保湿もなんにもいらなくなりました!
腕▼
脚▼
首元▼
私、ここまで普通の人のお肌になったの、28年間本当に初めてなのです!
今まで一見綺麗にしてた時もあるんですが、それはステロイドを塗っていたからで、塗らなければ戻ってしまう肌でした。
今、私は普段何にも塗っていません。お風呂上がり、化粧水も特に塗ってないです。そこまでカピカピにもならないし、数時間そのままにしておくと自然に自分の脂が出てくる感じで。最近は男性も結構スキンケアをするみたいですが、何にもしない方はこんな感じなんだろうな〜と思ってます。
女子としてどうなんだろうっていうのはありますが、実に楽です(笑)
どんな治療法をしたのか
この時やったことが3つあります。全て自然療法です。
- セイタカアワダチソウのお風呂に入る
- 砂療法をする
- ビワ温圧療法を受ける
です。
3つともこの時初めて試したものばかりですが、全部、とても効果があると実感できたものです。
(私が今までに試した治療法などはこちらを参照▼)
この中で、今回は「セイタカアワダチソウのお風呂の効果」について取り上げたいと思います。
友人にも効果のあったセイタカアワダチソウ湯
先日、都内に住む友人がアトピーで私と似たような状態だと言うことを知り、家に余っていたセイタカアワダチソウを送って使ってもらったのです。
顔や手、脚に症状が出ていて、メイクができない・ストッキングが履けない状態だったそうですが、なんと2週間ほどでメイクもできるようになったそう!
息子さんの入園式にも出席できたとのこと。
自分自身の体験から、「セイタカアワダチソウはアトピーに効く!」と実感があったのですが、それでもやはり個人差はあるだろうと思い期待はしていませんでした。
「よくなってくれたら嬉しいな〜でも効かなかったとしてもしょうがないね」と言う気持ちでいたのです。そしたら効果があったと言う嬉しいメッセージが届き、自分のことのように嬉しく感じました。
セイタカアワダチソウとは
- キク科の雑草
- 9月から11月に黄色い花を咲かせる
- 空き地や河原、土手などに群生する
- アメリカから来た外来種
花粉症の原因ブタクサとは別物!
セイタカアワダチソウの写真を見せると「えっブタクサじゃん!私花粉症だし無理!」と思う方がいるのですが、これは大きな誤解です。
こちらのサイトが非常によくまとまっています▼
セイタカアワダチソウとブタクサは違います!花粉症の原因じゃない?
要するに、
- セイタカアワダチソウは花粉を虫に運んでもらうタイプの植物(だから花粉が飛ばない)
- セイタカアワダチソウは9〜11月、ブタクサは7〜10月に花を咲かせるので、時期が違う
ということです。
私もなんとなく勘違いしてました。ごめん、セイタカアワダチソウ。。
セイタカアワダチソウの効能とは?
ここからがびっくりなんですが、セイタカアワダチソウは古くから薬草として親しまれており、主に
- 薬害、公害や食品添加物等の害を体外に排出する
- 血液を浄化する、血圧を下げる
という効果があるそうです。
特に、アトピー性皮膚炎、喘息、リュウマチ、膠原病、人工透析をしている腎臓病のなどに対して、改善が期待できるとの事。
アトピーは、血液の汚れや身体に溜まった毒素をうまく排出できずに肌から排出している、という見方があります。
それらの排出を助ける効果が強いということです。これはすごい!!
どうやって使ったらいいのか
セイタカアワダチソウの使い方は2種類あります。
- お風呂に入れる
- お茶として飲む
です。
どちらも花が咲く前の蕾の状態で使うというのが一番効果があるそう。酵素の力が強いのだとか。つまりセイタカアワダチソウを収穫するのは9月〜11月がベスト!(11月だと若干遅い可能性があります)
ただ、花の部分だけを使うということでもないですし(茎の中間あたりからバッサリ切っちゃってOK)、私はとにかく早く治したい気持ちでいっぱいだったので、花が開いたものでも見つけたら道端でカットして使っていました。
乾燥させておけば1年中使えます。なので、秋になったら1年分ストックする気持ちで採取しておきましょう♪
セイタカアワダチソウ風呂の作り方
- 収穫したセイタカアワダチソウを洗わずにお風呂に入れる(洗うと酵素の力が半減してしまう)。
- 煮出すようなイメージで水から炊くのが良い。(追い炊き機能がなければ、そのまま入れるだけでも良い。もしくは手間はかかるが鍋で煮出して湯船に入れる)
- 3〜4日はお湯を取り替えずに入る(成分がお湯にしっかりと出るので効果が高まるため)。
実際にお風呂に入れて、お湯を沸かすとブクブクと泡が出るんです!
これがセイタカアワダチソウの名前の由来。(乾燥させない生葉の方が泡がよく立ちました)
↑ 洗剤とか入れてませんよ(笑)
細かいやり方は本によっても違うので、あまりこだわらずで良いと思います。
(記事下で紹介している書籍には『よく乾燥させて細かく刻んで使う』と書いてありますが、必ずしも必要ではないと思います。個人的には生葉の方が効果がありそうな気がする…)
ただ、沸かした後のお湯にちゃぽんと入れても、すぐには色が出たり泡立ったりしないので、入る直前よりは数時間前から入れておくとか、数日同じものに入るとかは必要かなと思います。
ちなみに私は、お風呂に1〜2時間毎日入っていたのですが、あまりに自分の皮膚が浮いていて気持ち悪かったので(笑)、2日でお湯は変えていました。
お湯の量や入る時間、症状の度合いによっても変わってくると思うので、自分が「効いているな」「気持ちいいな」と感じるお湯を作るのが良いと思います。温度とかも自分の好みで。
セイタカアワダチソウは酵素を残すため洗いません。
そのため、虫が付いていてお風呂にプカプカ浮いてくることが…(笑)気になってしまうとリラックスできないですし、そのままお湯に入れると、掃除するとき葉っぱが排水口に詰まったりして厄介です。煮出し袋やガーゼ、ストッキングなどに入れてからお風呂に入れるのがオススメです。
セイタカアワダチソウ茶の作り方
- セイタカアワダチソウを鍋に入る大きさにカットして、鍋で煮出す。
- 5分ほどで黄色い色が出るので、ザルなどで葉を漉して飲む。
以上です(笑)こちらも細かい決まりはありません。
ただ、少量でかなり色が出ますので、セイタカアワダチソウ1本で1リットル以上は煮出すことができると思います。使い終わった葉っぱはお風呂に入れちゃっても大丈夫です。
味は好みにもよりますが、若干苦め。「効きそう〜」という味(笑)
身体の内側からも摂取できるので、効果が強力にありそうな気がします。
セイタカアワダチソウ風呂体験談
セイタカアワダチソウを使ってもらった友人の体験談を引用します▼
友人から送ってもらったセイタカアワダチソウの薬草風呂が実は大変効果があって、つらかったアトピーが急激に改善しました!
まだちょこっと痒くなったりするのですが、日常生活も問題なくできるし、ずっと外せなかった綿の手袋をいつからか着けずに生活できています。
沸かし返す度に濃くなって効き目も増すので5~6日くらい替えないほうがよいと言われ、ほんとうにそのくらい替えずに、1日1、2回入りました。お湯は日に日に色が濃くなり、その分効き目も濃くなる感じがしました。
底はぬるっとしてくるのですが、ヌメリという感じよりも薬草の成分が濃くなったことによるものという感じで、最後まで気持ち悪くなく入ることができています。
お風呂に何か入れるのをことのほか嫌がる夫も、酷い状態だった私の肌が日に日に良くなっているのを目の当たりにしているので、嫌な顔一つせずにそのお湯に入ってくれています(*^^*)(←嬉しい)
お湯に入ったときに私が感じる「効いてる感」。
それは、疲れている視神経の辺りと、リンパの流れが溜まる手三里や足三里の辺りなどにじんわりと奥の方から心地よい痛みを感じる感じ。だるさというか、癒えていくときの痛さの感じです。
ネットで検索すると、セイタカアワダチソウが持つ酵素がアトピーの改善に効果があると書かれています。
私は最初入れるときヤカンで煮出していましたが、沸騰させると酵素が死んじゃうそうで、湯船に水を張ってアワダチソウのパックを入れ、追い焚きでじっくり出すほうがいいみたい。次からそうしてみよう。
なるほど。私もお茶を煮出す時などは沸騰するまでガンガン煮詰めてましたが、酵素を残すためにぬるめでじっくり、という方が効果があるのかも。
私も、お風呂に入った感想は一緒で、心地よい気だるさを感じました。
また、肌の表面が普通のお風呂に入った時と比べて、非常に楽なんです。かゆみがなくなる…というほどではないのですが、腫れて熱を持った肌の火照りが取れてスッキリするような。。うまく言えませんが、やはり「効いてる!」という感覚で続けられました。
関連書籍
セイタカアワダチソウ風呂について書かれている本はこちら。
自然療法で有名な東城百合子さんが監修されている本です。
「え?ビワじゃん。セイタカアワダチソウじゃないじゃん」と思われるかもしれませんが、その前にまずビワって万能すぎる植物なんです!万病を治すと言われています。そこにはガンも含まれますよ。
ビワの万能性が書かれた後に、その他自宅でできる自然療法のやり方などが書いてあり、その中にセイタカアワダチソウのお風呂のことが書いてあります。病気別に効果のあるツボもまとまっていて読みやすいと思います。
もう一冊、東城百合子さんの有名な本があるのですが、ISBNがなく、書店などでは売っていません。ただ、その本とセイタカアワダチソウ風呂の記述は同じですので、こちらの方が手に入れやすいし読みやすい構成になっています。
※追記:アマゾンにありました▼
↑ 砂浴(砂療法)のことも載っています。内容はぎっしり。これ1冊で、いろんな病気に対応できる、と言った感じ。
最後に
去年採った分は、使い切ってしまったのですが、
今年の秋も、セイタカアワダチソウを収穫予定です。
と言っても道端に生えてるものをカットするだけですが(笑)都内でも空き地や河原などいたるところで見つけることができたので、覚えていたら皆さんもぜひやってみてください。
アトピーに効く、毒素を排出する作用がある、ということは他の症状にも効果があるはずですからね。未病対策とか、食品添加物などのデトックスなどにも良いと思います。
ただ、都内の交通量の多い場所で採取したセイタカアワダチソウ茶を飲むのってちょっと抵抗ある方もいらっしゃるかも??
もし私がこの秋も八丈島にいたら、自然豊かな八丈島に生えているセイタカアワダチソウを採取して皆さんに送りますよ!
また秋頃に呼びかけますので、コメント欄やお問い合わせ等でご連絡いただければと思います。
◼︎2020年11.1追記
昨年はお問い合わせいただいた方に送ることができたのですが、年々お問い合わせが増えて収穫が追いつかなくなってきました。自然のものなので収穫時期や量を管理できず、今年はお送りすることができません。申し訳ないです…
参考までに…
私ではなく、私の知人でもないのですが、フリマアプリ「メルカリ」にてセイタカアワダチソウを販売されている方がいます。こちらも数に限りはあると思うのですが、どうしても欲しい方はそちらを探してみるのも良いかと思います。
会員登録時に招待コード【JQFQNK】を入れると、最大10000塩分のポイントが当たるくじが引けます!
◼︎2021年追記
楽天市場で出品されているお店がありました!

- 価格: 3280 円
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- 価格: 3960 円
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これも良さそう。
この記事はいくらでもシェアしていただいてOKなので、アトピーで苦しむ方に届けば嬉しいなと思います。
砂療法に関してはこちら♪