mimoza note

八丈島に住む刺繍作家Mimoza SHOJIのブログ。

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【七五三】子どもの着物を手作りしたい。レシピ本3冊を比較。

今年は娘の七五三の年(3歳)。

 

いつもお誕生日とかそんなに大したことをしないんですが、七五三くらいはやってみようかな。節目だし、着物着る機会も滅多にないし♪

 

 

 

 

で、思ったんですが、

 

着物作りたい!!

レンタルして着るのとかつまんない!!

他とは違って、めちゃくちゃおしゃれなやつ作る!!

 

 

 

だから頑張って作ってみようと思います。

これが当分の大きな目標だなー。そもそも着物のルールが全然わからないので、そこからです。どういう時が振袖で、帯の合わせ方はどうで、3歳の七五三はどんなものが必要なのかとか全然知らん。漢字の読みすらわからん(笑)

 

 

 

 

子どもの着物作りのための書籍

早速調べてみると、子どもの着物に特化したレシピ本が3冊見つかりました。

 

今までも、数々の子どもの服作りの本を読んで作ってきましたが、わかりやすい本とそうでない本ってやっぱりあります。

写真がひとつひとつ丁寧に撮って解説してあるのもあれば、ある程度できる人向けに、手順だけざっくり書いてあるのもある。

 

 

私なんかは、結構自己流で適当にやっちゃうこともあるので、お洋服作りもできると思われてるんですが、実は全然知識がないです(笑)

だからきちんと順を追って解説してある本だとすごくありがたい。

 

 

 

今回見つけた3冊を、取り寄せて中身を読み比べてみました。

で、個人的な感想とわかりやすさの評価をまとめました。

 

 

1. 『手づくりで、かわいい子どものキモノ』

    可愛さ         ★★★☆☆

  現代っぽさ    ★★★★☆

作り方のわかりやすさ ★★☆☆☆

 

 

いわゆる普通に買える綿の布地で作ったものが多く、取りかかりやすい印象です。

表紙の着物の柄も、南仏っぽいパターン柄(ソレイアードかな?)で、現代的。

シンプルに浴衣やじんべいを作るのに参考になりそう!と思いました♪ 

 

 

強いて言えば、七五三っぽい華やかさは少し欠けるかもしれません。それは帯とか髪飾りとかで補完する部分もあるんだろうなぁ。普段着の着物作りに向いている感じです。

着物って保管も扱いも大変だし、かしこまっちゃう部分があるかと思いますが、手軽に好きな布で作ればいいんだよ♪という気持ちになりました。

 

 

あと、ちょっと気になるのがamazonの評価で、“表記された寸法が違っている”とあったこと。まだ作ってないから何とも言えませんが、数件ありました。慎重に読み込まないといけないなとちょっと警戒…

 

こういうことはレシピ本でたまにあります。表記された長さがどう考えても間違ってるのとか手順が違ってたりとか。多少わかる人は「あ〜間違ってるね」と気付けますが、本当に初心者の人は本当困っちゃうだろうなぁ。

 

 

 

 

 

2.『かわいい布で作る子どものキモノ』

着こなしの可愛さ    ★★★★★

   斬新さ     ★★★★★

作り方のわかりやすさ ★★★☆☆

 

かわいい布で作る 子どものキモノ

かわいい布で作る 子どものキモノ

 

 

 

1冊目とだいぶタイトルが近いんですが(笑)

個人的にはすごくかわいいのばっかり載ってて、すっごく好み!!

 

 

ギンガムチェックの着物(表紙もそうだけど)すっごく可愛いんですよ。

表紙のは黒のギンガムでシックな感じだけど、中にショッキングピンクのギンガムの着物が載ってて、黒髮の女の子にすっごく合うの。

 

 

3歳の七五三に必要な『被布(ひふ)』も、ターコイズブルーの別珍で作っていたり、斬新なアイディアがおしゃれなのもいい!

 

 

この本見てたら、マリメッコの布でド派手なの作るのいいなと思っちゃいました♪

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_marimekko/images/pic7.jpg

(引用)http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_marimekko/images/pic7.jpg

 

 

ただ「作りやすさ」という点では、こちらもそんなに高くないです。

解説がそんなに詳しくないので、この本だけ見て作るのは挫折しそう…何度も読み込んだり、ネットで調べながらやればできるとは思いますが、ちょっとそれは面倒よね。

 

 

手縫いの縫い方(並縫い、袋縫い、二目落としとか)はめっちゃ丁寧に載ってる割に、実際の手順がえらいシンプルで、初心者には厳しそうな感じがしました。

 

 

ただね、本当に載ってる写真はかわいいし、アイディアもたくさんもらえるから個人的には好きです。袖とか裾にパイピングするっていうアイディアもおしゃれ!

まぁ観賞用ですな。

 

 

 

 

3.『はじめてでも縫える こどものきもの』

華やかな可愛さ    ★★★★☆

適度なアレンジ    ★★★★★

作り方のわかりやすさ ★★★★★

 

 

 

はい、これ買います〜!! 

 

 

いろいろ見た中でもっともおすすめです。

 

実は読むまで、「ちょっと表紙の写真が古そうだし、イマイチなんじゃ…」と思っていたんです(って言っても2000年発行)。

 

どちらかというと確かに古典的というか、メイクや髪型は古風なスタイルです。

でも、ガチガチに古いスタイルにこだわっているかというと全然そんなことないんです。

 

衿にフリルを入れたり、生地はポリエステルウール地を使ったり。着物のルールを守ることよりは、お母さんが子どもの晴着を作るのを楽しむことを大事にしてるなと思いました。

 

 

作り方がわかりやすい

何より、作り方がもっとも丁寧に解説してあって分かりやすい!!

写真ではなくイラストなのですが、カラーで文字が大きいんです。

手順ごとにイラストが描いてあるから、「今はここだな」と確認できる。解説が親切でわかりやすい本だと思います。

 

 

 

ラストに着物の用語の解説が載っているのもありがたいです。

「おくみ」「じゅばん」「伊達衿」「元禄袖」「腰上げ」「半衿」などなど、

着物のことを全く知らない私にとっては、こういう辞書みたいなページがあると本当に助かる!

こういうのスラスラわかるようになりたいです。でも作ったら自然に覚えそうですよね。

 

 

 

 

東京にいる間になんとか生地探しをして、八丈島に帰ったら着手しようと思ってます。

七五三、楽しみだな〜♪