どうして人は美しいものを見ているだけで満足できるのだろう?
私はそれを描かずにはいられない。
たとえそれがひどい出来であろうとも(ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポター)
「ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展」へ行きました。
穴場な東京富士美術館
場所は東京富士美術館。
展覧会は好きでそこそこ行ってる方だと思いますが、
恥ずかしながらここは初めて。
八王子駅から創価大学行きのバスで行けます。
多摩地区にずっと住んでたのに盲点だった。
過去の展覧会とか調べると、センスのあるチョイスの展覧会ばかり。
あ〜もったいない。
チケットは前売り券などもありますが、
京王パスポートカードや近くの村内家具のカードを持っているだけで割引料金になる!
その他、メルマガ登録とか美術館発行のチラシを持っていくだけで割引が受けられたり、結構太っ腹。
事前にチェックして出かけた方が良さそう▼
ちなみにお誕生日の人は無料。
人間みたいに生活する動物たちの世界
ピーターラビットを知らない人が日本にいるんだろうか?
私は小学生のときピーターラビットにどハマりして、
絵本は全部読んだし、
お小遣いを貯めてわざわざ関連本も自分で買った。
- 作者: フレデリックウォーン社,ビアトリクスポター,Beatrix Potter,北野佐久子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1993/07/15
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
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ピーターラビットみたいなリアルな絵を描きたくて、
見ながら何度も同じように描いた。
だから原画を近くで見られるのは本当に素敵なこと!
緻密で繊細な原画の数々
ピーターラビットの絵本って15×10cmくらいで
絵本としてもかなり小さい。
原画もそんな感じです。
小さな額縁に入ってしまうようなサイズ。
近づいてよーーーく見つめます(笑)
細いインクで輪郭を描いているのですが、
まず鉛筆で下書きしたようなラインがうっすら残っていました。
また、所々修正液のようなものでインクを消した部分が。本当にちょこっとなのですが。
最初は手紙に描いた絵が始まりで、紙にペンだけで描いたもの。
絵本の出版が決まるころから、そこに色が塗られます。
私たちがよく見る絵本のピーターラビットになります。
でも私はペンだけの絵も大好きだなぁ。
色をつけなくてもリアル。
でもどこかイラストっぽさもあり。
黒白だと、スタンプみたいな印象です。
驚いたのが、原画がほとんど来てるんじゃないかってくらい揃っていること!
絵本の中の数ページ分のみしか展示されてないような展覧会もありますが、
ピーターラビット展は、絵本のすべてのページが揃ってるんじゃないのってくらい。
展示も、絵本ごとにページ順に並んでいて、
原画のすぐ下に絵本のお話がある。
だから絵本を読んだことのない人や、
読んだけど忘れてしまった人も、
ストーリーを追いながら楽しめるんです♪
とにかく見応え十分な素敵な展覧会でした!!
描かずにはいられない…
冒頭のポターさんの台詞ですが、
これちょっとわかる。
私の場合は、世の中のもの全て
なんでも刺繍の図案に見えてしまいます(笑)
刺したくてたまらない。
…といっても私は諦めてしまうのだけど。
ただ、そういう気持ちは
なにか自分の仕事や役割に繋がっていくと思います。
ずっとダンスしていたいとか
写真を撮っていたいとか
計算をしていたいとか
ずっと旅していたいとか。
実生活でなかなか優先できないこともあるけど
そういう自分の声を
少しでも意識していた方がいいですよね。
絵も刺繍もとても時間のかかる作業なので、
そこで勇気を持って絵を描くことを選ぶポターさんはすごい。
私ももうちょっと刺繍しよう。
昨日のは#ビーチサンダル でした♪さて、今日は…? #クロスステッチ
子連れでも入りやすい美術館
2歳の娘を連れて行きましたが、
小さい子供の目線の高さにもピーターラビットの絵がプリントされています。
だからずっと抱っこしなくても大丈夫(笑)
都心の美術館と違って、混雑してすし詰めになることもなさそうだし
子連れでも行ける美術館。
出口付近にはキッズルームもあり。
夏休みにオススメです♪
展覧会情報
「ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展」
2017年7月15日(土)~ 9月3日(日)
※休館日:7月17日(月)を除く毎週月曜日と7月18日(火)
開館時間 10:00 ~ 17:00(16:30受付終了)
東京富士美術館
〒192-0016 東京都八王子市谷野町492-1
JR・京王八王子駅、拝島駅、秋川駅からバスあり。
車の場合、無料の駐車場もあり。