以前、「アトピーの人は呼吸が浅い場合が多い」と書いたことがあります。
かゆくて掻いてる時って特に、呼吸が止まってしまっています。
そして気持ちもなんとなくせわしない、焦った気持ちになり、ますます呼吸も止まり悪循環…
もちろん呼吸が止まるといっても、死に至るレベルで止まるわけではありませんよ。
喉あたりまでは呼吸できているんです。
ただ、喉より下に空気が入っていかないような呼吸しかできていない。
胸まで、お腹までは空気が届いてないような呼吸。
そんな呼吸ではいっそう心も落ち着かないし、焦った気持ちになると掻きむしる。
かゆくなくても心を落ち着けるために手が肌を掻いてしまう。
呼吸には心を落ち着かせる役割があり、
呼吸とアトピーはとても密接な関係があるように思います。
一瞬で深呼吸を身に付ける
呼吸なんて考えなくてもしてるわ!と思うかもしれませんが、
アトピーの人は特に、呼吸が下手なのです。
深い呼吸を意識しようにも、まず下手くそだし、なかなか身体が覚えていかない。
意識しなくても身体の隅々まで届く呼吸をするには、まずは呼吸の方法を身体で覚え、繰り返して習慣づけることが必要です。
深い呼吸を一瞬で体得する方法。
それは、首を後ろに倒して喉を開くこと。
試しに今、首をぐーっと後ろに倒して天井を見てください(目は瞑っても大丈夫です)。
まず、すーーーーっと呼吸の長さが変わったと思います。
一呼吸の長さが長くなると、呼吸のペースもゆっくりに、そして深く呼吸ができるようになります。
これだけです。
私は最近、寝る前にヨガのポーズをしている中で、首を後ろに反らすポーズがとても気持ち良いことに気付きました。
一瞬で呼吸がゆっくりに、深くなり、それだけで寝つきも良くなることに気付いたんです。
顔を天井に向けるだけ。
喉を伸ばすだけ。
とても簡単なので、寝る前だけでなく、日中もちょいちょいやるようにしています。
朝起きて。料理をしながら。
散歩中。トイレで。パソコンの手を休めたとき。
10秒くらいやれば十分だと思います。
本当にあっという間に呼吸が深くなるのですから。
アトピーの人だけでなく、現代人はスマホを使うためどうしても顔が下を向きがちです。
この首を後ろに倒すポーズは、下を向く姿勢が習慣になっている方にもとてもおすすめだと思います。
上を向くことで気分も明るくなりますよね!