1年前から八丈島に住んでいますが、2・3ヶ月に1回くらいは東京に帰省しています。
そういう方は結構周りに多いです。
なんといっても八丈島から羽田空港まで、飛行機で50分。1日に3便も出ているとあれば、気軽に都内に出ることができるのです♪
といっても、私はもっぱら船で往来しています。
理由は安いから。
一番安い席で片道7000円くらいなのですが、島民割引というのがあって、35%も割引があるのです!それで行くと片道5000円くらい!
島に住んでいる人ならではの特権ですね。
飛行機だと片道13500円〜なので、島民割引がなくても船の方が安いですよね。
混雑するGWやお盆は2万円近いし、その点船は時期によって価格変動することもありません。
八丈島へは黄色い『橘丸』という船に乗ります▼
かっこい〜!
橘丸、実はとっても新しい船なんです。
2014年6月までは「かめりあ丸」という船が28年間頑張っていたそう。
それが引退して、橘丸がデビュー。だから船内もとてもキレイで快適。
※たまに「さるびあ丸」という船のときもあります。こちらは若干古め。
八丈島だけじゃない
橘丸が行くのは八丈島だけではありません。
八丈島に着く前に、途中にある三宅島と御蔵島にも寄って行きます。ゴールデンウィークなどは例外的に大島も経由したり。
ただし、三宅島や御蔵島付近の海上が荒れていて、港に船を停められない場合、すっ飛ばして八丈島に来ます(笑)
八丈島ですら、波が高い時は船をつけられませんので、とても低い確率ですが引き返すことがあります。海上が荒れそうな時はそもそも船を出さないので、滅多にないことですが。
探してみたら、こんなサイトがありました!
御蔵島への月別就航率▼
もちろん、年によって全然変わってくると思いますが、参考まで。
御蔵島を飛ばして八丈島に来ることも多いので、八丈島への就航率はこれより高いですが、
- 1〜3月は欠航が多い(2月は最悪)。
- 9月〜台風の影響で来れない。
- 冬に近づくにつれて就航率が下がる。
こんなところはどの島にも共通してあります。
ただ、その場合飛行機も飛ばないことが多いです。飛行機よりも船の方が安定して出航しますので、天候による予定変更に悩まされにくいっていう利点も。
どこから乗るの?
橘丸は東京の竹芝桟橋から出ています。
竹芝桟橋はいろんな駅から行けますね。
- ゆりかもめ:「竹芝駅」隣接
- JR山手線・京浜東北線:「浜松町」駅 徒歩約8分
- 都営浅草線・大江戸線:「大門」駅 徒歩約11分
ゆりかもめの竹芝駅が激近ですが、どこから歩いてもそう遠くありません。
八丈島では「底土港(そこどこう)」という港に着きます。
すぐ横が海水浴場になっていますが、お店や売店の類は1、2件くらいしかない場所です。みんなすぐタクシーや宿の迎えの車に乗って行ってしまいます。
▼待合所があるんだけど、お店はない。観光案内所あり。
(こちらも新しくてめっちゃキレイです。wi-fi使えます)
稀に、底土港に船をつけられない場合があり(海が荒れている時)、島の反対側の「八重根港(やえねこう)」に着く場合があります。
そういう変更の連絡は島中に放送されるので、ホテルやレンタカーの送迎を頼んでいる人も、特に連絡などはしなくて大丈夫。ちゃんと迎えに来てくれます。
どれくらいかかるの?何時に出発?
これが飛行機か船かの最大の分かれ道な気がしますが、
船で行く場合なんと11時間もかかります(笑)
ただし、東京の竹芝桟橋を出発する時間は22:30。
乗ってしまえばあとは寝るだけ。八丈島へは朝の9時前後に到着しますので、着いてすぐ観光するにもちょうど良い時間です♪
金曜の仕事終わりに乗って土日を過ごす、というのもアリですね!
逆に八丈島から東京へ向かう場合、9:40頃出発して20:30頃到着。
日中を船の上で11時間過ごさねばならないので、時間がもったいないっちゃもったいないかもしれません。
一応、2017年から船の中ではwi-fiが使えるようになりました。
ただ、場所によってはめっちゃ遅いです(笑)
私も船の中でブログ書こうと思ったら、新しいページに行くのに10分くらいかかってやめましたw 陸から電波を拾っているとのことで、三宅島とか御蔵島、東京湾付近では少し早くなるかもしれません。
あとは、船酔いしなければ読書をするとか、お酒やおつまみを持ち込んでお友達とおしゃべり、というのも楽しいですね。
客室やラウンジなどにテレビもついているので、(場所によっては観れないチャンネルもあるけど)観ながら過ごしてもいいし、色々やりようはあると思います。
晴れていれば甲板も気持ちいいですよ!
ピクニック並みにゴザ敷いて、サンドイッチとかワイン飲んでる人もいますし、伊豆諸島の島々を眺めながら行くのも楽しいです。
もしくは東京からは船で行って、八丈島からは飛行機で帰るっていうのが時間の効率が良いかもしれません。
子連れも安心!キッズルームや授乳室完備。
うちは子どもも一緒なので、主にキッズルームで過ごしてます。
- ふわふわのクッション式積み木
- 絵本
- 音の出るおもちゃ
- トミカたくさん
があるので、特に小さい子どもは喜びます。
▼空気清浄機もついている。
他にも、授乳室やおむつ替えベッド、熱湯、子ども用便座、など小さい子向けの育児用品も一通り揃っています。赤ちゃんが船酔いしないタイプなら、船旅も全然問題ありません♪
船旅に持っていると便利なもの
個人的にあると良いなと思ったものを、リストアップしてみます。
- カーディガン、パーカー
- ストール
- マスク
- 酔い止め
- リラックスウェア
- アイマスク
船の中って冷暖房がしっかりきいてて、夏でも結構冷えることがあります。カーディガンとかパーカーとか調整できるものが一着あるとすごく便利。
そのおかげか、船中は乾燥してるんです。飛行機に乗ってるみたいな感じ。
なので、肌が乾燥しやすい人は化粧水を。喉が痛くなっちゃう人はマスクがあると良いですね。
あと、いつも活躍してるのが大きめのストール類。
一応船の中でもブランケットの貸し出しがあるので(1枚100円)、それをかけて眠れますが、私はちょっと肌触りが気になってしまう…そこでいつも肌触りの良いストールを持って行ってます。上にかけてもいいし、寝る場所に敷いてもいいし、枕にもなるし、寒い時は羽織れるし!
東京から八丈島に行く場合、夜なので当然寝ると思います。
また、八丈島から東京に行く場合も、11時間もあるとさすがに1回はお昼寝を挟みたいところ(笑)
なるべくゆるっとしたカットソーにして、スカートを履いて行っても、下だけはルームウェアみたいな感じのに着替えて過ごすととってもラクです。ジーンズで寝るとか窮屈ですし、リラックスウェアがあると快適に過ごせます。
あと、私は酔いそうになったら寝るタイプですが、こういう乗り物に必ず酔ってしまうという方は、酔い止めを持っていると安心かも。
揺れが激しいかどうかは、その日によるというか、乗ってみないとわからないので、全然揺れない日もあります。
夜は23:30に消灯しますが、その前にさっさと寝たい人や、日中の船で眠りたい人はアイマスクがあると便利ですね。
その他の設備
食堂
自販機(お茶・ジュース、ビール、おつまみ、お菓子、パンなど)
シャワー室(5分100円のやつ。思ったより快適!)
ドライヤーもあります。
ペットルーム(わんちゃんと旅することもできる!)
自転車やサーフボードなんかを持っていく人もたくさんいますね。
あと、釣り道具!そういう大型の物も置く場所があるので安心。
チケットの買い方
GWやお盆など繁忙期でなければ、当日窓口でチケットを買うこともできます。
が、希望の席が取れるとは限らないので、事前に予約しておくのが無難。
女性だけなら、女性優先席を確保してくれたり、小さな子どもがいると伝えれば、他の方と離れた場所を確保してくれたりもするので、一応伝えておくといいかも。
座席の種類
座席にはランクがあって、それによって値段も違います。
高い順に、
- 特等
- 特1等和室
- 特1等室
- 1等室
- 特2等室
- 2等和室
特等はほぼホテルです(笑)
私は東京から行くときは特2等、八丈島から行くときは2等和室にしています。
特2等は、2段ベッドの席です。
みんなと一緒の場所なのでプライバシーはないですが、カーテンがついてるし、枕元にコインロッカー式金庫もある。何よりベッドがそこそこふかふかなので、「あれ?全然快適じゃん!!」という感じです。
コンセントも一人一つずつあって、携帯を充電しておけるのも安心。
東京からは夜出発して快適に眠りたいので、2等和室より特2等にしています。
逆に八丈島から朝出発するときは、甲板に出たりキッズルームに行ったりしてるので、自分の場所にあんまりいません。だったら一番安い2等和室でいっか〜!と。
2等和室は、いわゆる雑魚寝の席。席っていうか場所▼
でも新しいだけあってキレイだし、ちょっとした仮眠とかなら全然オッケー。
空いているときは、他の人も来ないので、1つの部屋を1人で使っているようなこともあります♪
簡易まくら、コインロッカー式荷物入れ、テレビもあります。
他の席は乗ったことがないのですが、こちらのサイトに詳しく載っていました▼
あはは、私の記事いらねー!ってくらい詳しい(笑)
ありがとうございます。
でも、船旅もなかなか素敵な体験です♪
今はLCCなども登場して、飛行機の方が身近な乗り物かもしれませんね。
逆に船でどこかに行くことの方が珍しいかも?これからの季節、船も気持ち良い風が吹き最高です。ぜひ皆さんも乗ってみてくださいね。