先日、0才の次女を小児鍼に連れて行きました。
アトピー治療のためです。
長女が0才の時も軽度の湿疹があり、その時も小児鍼にお世話になりました。その時は和歌山の盲目の先生でした。
長女の身体には直接触れず、2mくらい離れた場所から、私に抱っこされた長女の背中に向かってフッとまるで悪いものを抜き捨てるような動作をしていたのが印象的。
こ、これが目には見えない「気」ってやつなのかぁ〜!?と思いました。
私もアトピー持ちなので、施術をしてもらい、その後歩くのもしんどいほどの怠さを感じたのを覚えています。
その後数カ月後には、私も長女もスッキリと治っていきました。
その時の先生が今もやってらっしゃるかは不明です。
9年前のことですし、たまたま和歌山に滞在中に、知人に教えてもらい受けたもので、HPなども出していない方でした。
実力のある方だったから、またお願いしたいけれど、そもそも和歌山は遠いので「通う」って感じじゃないしなぁ〜
それに一人の先生ありきで病気を治すっていうのも、ちょっと盲信的というか頼りすぎというか...
その方だっていつかはいなくなるわけで。
今の生活から行きやすい場所で、良い先生を新たに見つけるのが現実的かなと考え、都内で探すことにしました。
日暮里 谷中の「浩風堂」さん
夫が何人か調べてくれた中で、決めたのが日暮里の谷中にある『浩風堂』さん。
夫曰く、「安いし、写真の先生の姿勢が良い」と(笑)
私もHPなどいろいろ調べさせていただいて、経験が面白く考え方が良いなと思ったので予約させてもらいました。
鍼って本当に迷うほどたくさんあるんです。
評判とか実力とか、行ったこともない治療院の良し悪しを判断するのは難しいけれど、HPの文章の書き方や施術内容からなんとなく方針はわかる。
こちらのインタビュー記事も読ませていただいて、あ、この人にお願いしたいなと思いました。
歩いて日本一周したり、フィリピンに行ってたり面白いじゃないですか!
赤ちゃんの施術は15分ほど。
大人の鍼と違って、先の丸っこい金属の棒(ていしん)で、背中をなでたり空中で何かを払ったり(“邪熱”を取っているのだそう)。
ツボへの刺激も、ちょちょちょっと金属をあてるだけ。
普段、知らない大人には人見知りをして泣く次女が、施術中きょとんとしていました。
また、帰り道が非常にご機嫌で、まるで何かが楽になった様子。不思議なものです。
残りの時間で私も鍼を打ってもらいました。
治すのは自分自身
私が鍼を好きなのは、あくまで治すのは自分自身、という感覚があるからかもしれません。
症状が出て、自分ではうまく負のループを抜け出せないとき、鍼が流れを変えて快癒への軌道へ乗せてくれる感じ。
軌道に乗ったら、治すのは自分。
自分の自然治癒力を、使いやすい状態に整えてくれる。
それが鍼でやってくれていることかなと思っています。
鍼を打っても効く人と効かない人がいるのは、自分で治そうとしているか、お医者さんにお任せで治してもらいたいと思っているかの違いなんじゃないかな。
私は自分で治したい。
「お医者さんに治療してもらわないと治らない」っていうのは、人生の手綱を握れてないような気がします。
もちろんすべての病気が自然治癒力では解決しないと思うけど、少なくともアトピーに関しては、自分の治す意思が関わっていると思うのです。
八丈に戻ってからも、毎日次女の身体に小児鍼をしています(家でできるやり方を教えてもらいました)。
正確にツボがわかるわけではないし、見よう見まねな部分も多いけれど、赤ちゃんにとってのお母さんの手にはちゃんと力があるはずだから。
スキンシップを取りながら、毎日コツコツ続けています。
ちょっと勉強もしてみるかぁ〜!