MIMOZA note

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親に問題があるときに出やすい6つの子どもの特徴

3週間ほど前から読んでる本が、非常に興味深いです。

 

 ※こちらの2冊の本は、内容が一緒でした▼

インナーマザー―あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」

インナーマザー―あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」

 
インナーマザーは支配する―侵入する「お母さん」は危ない

インナーマザーは支配する―侵入する「お母さん」は危ない

 

 

上の方が、装丁はライトです。

って言ってもライトなのは装丁だけで、サササーっと読み流せる内容じゃありません。何度も読み返し、自分の経験と照合して、腑に落ちる。

 

 

1ページ進むごとに1記事書けそうなほど濃い本なのですが、それ故に、ここ数日読み込んでたら自分の心が癒されてきてしまいました(笑)

 

なんかもういちいち過去を振り返るのめんどくさいw

被害者ぶってる気がして言及するのどーでもいい気がしてきた(笑)

って思えるくらい、親子関係の問題が網羅されてる本です。読むだけで、著者の斉藤学さんに気持ちを受け止めてもらっているような気分になり、気分は爽快。親子関係で思い悩むことがある人は、これ読むだけでスライバーになれると思う。

 

(スライバーがわからない人はこちらをどうぞ↓)

 

www.mimoz-art.com

 

 

 

あぁ、もう振り返ってグダグダいうのアホらし。と思えるほど、私もスライバーになったんだと思う。けど、自分の経験と照合して分析・整理したいから、これからも書きます。

 

 

 

 

親に問題がある家庭で、子どもにどんな特徴が出るか

親子関係、もしくは家庭の中に問題のある場合、子どもがどんなタイプになりやすいかというのがまとまっています(P118〜)。

 

どんなタイプになるか、というかどんな「役割」を演じやすいかということ。

家族内の問題をなんとかしようと、子どもが何かしらの「役割」を負うんですね。

 

 

 

主な特徴として6つ挙げられているのが、

 

  • ヒーロー(英雄)
  • スケープゴート(犠牲の山羊)
  • ロスト・ワン(いない子)
  • プラケーター(慰め役の子)
  • クラン(道化役の子)
  • イネイブラー(支え役の子)

 

というもの。順番に見ていきます。

 

 

 

ヒーロー(英雄)

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成績のいい子スポーツや音楽のできる子など、世間的に高い評価を得られそうな子どもがいると、両親の注目はこの子に集中します。

両親の仲の悪さが忘れられ、この子の活躍に家族が一丸となりますので、期待を背負った子どもはますます頑張ってしまいます。

 自分自身が頑張っている間は、家族がバラバラにならずにすむからです。

 

 

 

 

スケープゴート(犠牲の山羊)

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ヒーローの反対の役割を担っているのがスケープゴート。

 

病気をしたり、問題を起こして学校で呼び出されたり、近所の人が怒鳴り込んできたりと、何かと騒ぎを起こすのはいつもこの子です。

家族たちは「この子さえいなければうちは平和なのに」と思うのですが、実はその逆で、この子が問題を一心に背負ってくれているおかげで、家族の崩壊が防がれているのです。

 

この子の非行問題で家族が頭を悩ませている間、家族はバラバラにならずにすみます。

そこでこの子は頑張って悪さをしているわけで、ヒーローが頑張って秀でていようとするのと表裏なのです。

 

 

 

 

 

ロスト・ワン(いない子)

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目立たず静かで、忘れ去られているような子どもです。

 

食事どきにいなくても途中まで気付かれず、「あら、あの子がいなかったわ。どうしたかしら」と言われるような、いるのかいないのか存在の薄い子です。

 

この子は、家族内の人間関係から距離をとって離れることで、心が傷つくのを防いでいるのです。

 

 

 

 

プラケーター(慰め役の子)

 

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いつも暗い顔をしてため息をついている母親などの愚痴を聞いては、慰める役の子供です。

小さなカウンセラーとなって家族や母親に優しく声をかけてきます。

 

 

 

クラン(道化役の子)

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両親の口げんかなどが始まって家族の中の緊張が高まった時、突然、とんちんかんな質問をしたり、歌い出したり踊りだしたりする子です。おどけたフリで緊張した空気を和らげようとしているのです。

 

家族のペットのような存在で、本人も楽しんでいるように見えますが、ピエロの仮面の下はとても寂しいものです。道化を演じることでしか生きられないのです。

 

 

 

イネイブラー(支え役の子)

 

長男長女がこの役になることが多く、「偽親」とも呼ばれます。

 

女の子なら、頼りない母親に代わって家事をしたり、妹や弟の面倒を見たり、細々と世話焼きをします。

男の子なら、だらしない父親に代わり、母親を守ろうと頑張ります。

 

この役は、異性の親と、まるで夫婦のような関係ができやすい。「情緒的近親姦」と呼ばれるもので、特に男親と女の子の場合、実際の近親感も起こりやすいのです。

 

 

 

いかがでしょうか。
あなたの子ども時代、思い当たるところはありますか?
もしくは自分の子どもや家族にこういう特徴はないでしょうか?

これらの特徴は、必ずしも親が原因とは言い切れませんが、親子関係を見直すきっかけにはなると思います。

 

 

 

 

私の経験より 


私の場合、この中で当てはまるのが、ヒーロー(英雄)、プラケーター(慰め役)、イネイブラー(支え役)です。

 

 

 

ヒーローとしての役割

成績が良いと両親は喜んでくれました。親だけでなく祖父母も。

もちろんどんな家庭でも、子どもが良い点数を取ったら嬉しいという気持ちはあるでしょう。私だって多分ある。そして、子どもは褒められたらやっぱり嬉しいものです。
世間的にも「褒めて育てよ」的なあり方が叫ばれていた感じもします。

 

 

小・中学生ころまではわりと満遍なく勉強ができている気がしました。

それが、高校に入った頃からやっても全然判った気がしないとし、興味も持てない分野が出てきました。化学とか数学とかね(笑)

 

 

今まで全部の科目で褒められていたのに、一部の科目でしか褒められるような成績が残せなくなった。
両親は「こんな成績じゃダメだ。もっと頑張りなさい」というようなタイプでは全くなかったので、そういうプレッシャーはありませんでした。

 

 

でも、無意識に「私は勉強ができないといけない。自慢の子でいないといけない」という思いがありました。

 

  • 弱った母が責められないように
  • この家を明るく保つため

理屈は通っていないかもしれませんが、これが理由です。

 

 

もし仮に私が勉強のできない子だったら、母は自分が病気であることを責めるだろう。父や親族も責めるだろう。私が頭が良くて、いい子でいれば、母が病気であろうとそのことを気にしなくてすむ。本人も周りも。私が頑張って、いい学校に行き、活躍していれば、父も母も喜ぶし、そのことで家は明るくいられる。

 

 

幸い国語ができたのでそれを強みにしましたが、今まで満遍なくできた分、どう頑張っても苦手な分野があるというのは自分で受け入れ難かったのです。口では「理系なんてわかんない〜赤点じゃなければいいや♪」と言っていましたが、内心そういう自分を責めました。なんでできないんだろう。もっと頑張ればできるはずなのに、頑張れない自分はなんてダメなんだろう。

 

 

家に帰ってふて寝したり、ご飯を6杯食べたこともあります。

 

 

親からのプレッシャーがあったというのではなく、勉強ができることを両親に仲良くいてもらうための手段として使っていた、ということです。

 

 

 

 

 

プラケーター(慰め役)として


うつと統合失調症のある母は、急に寝込んでしまいました。期間はだいたい1週間〜1ヶ月程度。いつ始まり、いつ終わるかは全く読めません。真夏真冬季節の変わり目なんかに多かったです。

 

寝込んでしまうと、母は私に謝るのです。「ごめんね、ママが病気のせいで何もしてあげられなくて…」という感じ。

 


私はなんと言っていいかわかりませんでした。言葉少なに「いいよ、大丈夫だよ」と返していました。でもそれは本心で、「いなくならないでくれるならいい!一日中寝てても、家事も何にもしなくていいから、ただいなくならないで!」と思っていたんです。思春期なので気恥ずかしく、直接は言えませんでしたが。

 

 

母が人生に絶望して自殺でもするんじゃないか…それだけが本当に恐ろしいことでした。だからとにかく、普通のママじゃなくていいし、元気にならなくてもいいから、とにかく生きていて。そう思ってただ寄り添い話を聞いていました。

 

 

 

 

 

イネイブラー(支え役)として


このように母が寝込んでしまうと、家事は一切できません。
そして、父が仕事から帰ってくると、母を責めてしまうのです。
それが本当に怖くて悲しくて辛かった。

 

 

私にはどちらの気持ちもわかります。
母は病気で起き上がれない。そのことに本人が罪悪感もある。
でも父も仕事で疲れている。帰ってくると妻は一日何にもしていない、というのはイライラするのももっともです。

 

 

だから父が帰ってくるまでに、さりげなく夕飯やお風呂の支度をしておきました。

さりげなく、というのがポイントです。例えば夕飯だったら父が帰るまでに作っておく。母が作ったかもしれないし、私が作ったかもしれない。お風呂もあらかじめ洗っておく。母が洗ったかもしれないし、私が洗ったかもしれない。母がやっていないことが明らかにならないこと。これが重要でした。

 


たまにうまくいかないことがありました。
夕飯も揃えて、お風呂も用意してあって、スムーズにいっていたとしても
「一日中寝てたんでしょ?夕飯の時くらい家族一緒にいようよ。食べなくてもいいからここに座って今日の話とか聞いてよ。それくらいはできるでしょ」と、父が母を責めてしまうのです。

 


そういう空気になるのが本当に苦しくて、でも私が部屋に行ってしまえば父は一人きりで食事をすることになる。母がもっと責められる可能性もある。だからその場にいて、黙って家事を進めたりして。

 

 

どちらの味方でもあるよ、という雰囲気を適度に出しつつ…というのが至難の技なんです。本当に二人のどちらも選べなかったし、3人家族なのでどちらかの肩を持ってしまえば崩壊すると思いました。

 

 


この本にある “異性の親と、まるで夫婦のような関係になる” というのもわかるんです(念のため、うちは近親姦はありませんよ)。


母が寝込んでいる休日は、父と二人で出かけました。散歩、ショッピング。親戚の家へ。
近所のおばちゃんなんかに「普通年頃の女の子なんて、お父さんと一緒に歩くの嫌がるわよ〜。いい子を持っていいわねぇ」と言われたりすることもありました。

 

 

私は別に嫌じゃなかったし、むしろ仲が良い親子で良かったと思っていました。(父親を嫌がるとか、逆に親を意識してるみたいでかっこ悪いじゃん、とも思ってたw)

 

 

ただ、振り返ってみるとあれは異常だったなと。
父と出かけるのは純粋に楽しかったのですが、
母が起き上がれない日に、父が一緒に出かけようと言ったら、私が行かないと父が一人きりになる。もしくは母とまたこの件で口論になってしまう。それだけはとにかく避けたい!という思いは、どこかで常にあったんです。

 

 

 


本にも書いてありますが、“親にほんのり「申し訳ない」と思っている”というのは、親別れしていない証拠だそうです。「一緒に住んであげていない」とかね。

 

 

私も社会人になって一人暮らしをしましたが、「ちょくちょく顔を出さないとあの二人はやばい」と思っていたし、娘である私は、楽しいこと・嬉しいことを彼らに運ばなければならない、と思っていました。だからちょくちょく会いに行き、一緒に出かけたり、食事をしたりという高校生の時と全く同じことをしていました。

 


15歳ごろまでに親離れ・子離れができていた方がいい、というのが私の経験に基づく実感です。遅くとも高校生か大学生になる前。これについてはまた。

 

 

 

 

アトピーで両親の仲を持つ

慢性的なアトピーが治らなかった原因が、ここでいうスケープゴート(犠牲のヤギ)であった可能性もあるでしょう。

 

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病気のことを考えている間は、両親が言い争いをしない。
両親に「痒くてかわいそうに…」と言われている間は、仲良く…まではいかなくとも、不仲であることから目を逸らすことができる。
だからアトピーは長引けば長引くほどいいし、重症である方がいい。

 

 

突飛な考えた方だという人もいるでしょうが、経験した立場から言うと確実に一理あると思います。病気でいることで得られるメリットが少しでもあるなら、そうなのだと。

 

 


だから私は、夫婦仲良く、笑顔のお母さんでいたいなぁとただ思うのです(険しい顔なので難しいけど、頑張って口角上げるよ!)。

 

 

インナーマザー―あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」

インナーマザー―あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」