私がアトピーを発症したのは2、3歳くらい。以後ずっとアトピーを持ったまま成長しました。
これはもう、写真を見ていただくのが
一番わかりやすいと思いますので0~3歳くらいまでの写真を順に載せます。
▼0歳のとき
まだ症状は出ていません。
かわいいだろ(笑)
▼1歳頃
こちらもまだアトピーは出ていません。
▼3~4歳頃
顔が赤くただれています。
そして、腕に巻かれているのは掻き壊さないように腕が固定するもの。
肘の部分も浸出液が染み出しているのがわかります。
▼同じく3~4歳
▼時にはこういう状態のことも。
笑顔ですが、目の周りが痛々しいです。
▼しまいにはこういう時もありました。
これが私にアトピーが出始めた頃の写真です。
これ以後、ここまでひどくなったことはないのでピーク時の写真ですが、自分でもぞっとすることがあります。
正直、こういう小さい頃の記憶はないのです。
ただ、こういう小さい頃に受けたストレスが今の自分に確実に影響しているな、とは思います。
アトピーが出たのか、原因はずっと考え続けてきました。
まずひとつに遺伝的体質。
親族に数人アトピー体質の人がいるので、もちろんそれはあると思います。
ただ、昔はアトピーなんてなかったことを考えると体質のせいだけにはできません。
また、よく言われたのがハウスダスト。
皮膚科で言われる定番でした。
アトピーには埃やダニが良くないのだから、綺麗にしなさいと。
たぶん父も母もそれを聞いて、私の身の回りを清潔にしてくれましたのでしょう。
除菌。皮膚を清潔に。
これが良かったかどうか少し疑問です。
東南アジアやアフリカにアトピーはないのですから。
私は粉ミルクだったので、それがいけなかったんじゃないか、というのもあります。
また、私の母はあまり身体が丈夫でなかったので入院していた時期がありました。
母と離れるストレスから肌に出たのではないか。(私が娘と多く時間を過ごすことにしたのもここが理由)
その関係で、母は以前から薬を服用していました。
赤ちゃんのアトピーは、母親の胎内にいるときに決まる。
赤ちゃんはお母さんの身体の毒素を持って産まれてくる、という説もあります。
私は母の身体に溜まっていたものを持って産まれてきたのかもしれない。
もちろんそれもあるでしょう。
…というか、上に挙げた考えられる原因はすべてそうだと思うんです。
すべてがちょっとずつ重なって、私の肌にアトピーとして出てきたのだと思います。
だから、これだけが原因だということはきっとないんです。
今アトピーの原因についていろいろ勉強してきて、母親に何か要因があるというのはひとつ言えると思います。
母親が育った環境、食べた食事、飲んだ薬、水、空気。
もちろん母だけに責任があるわけではありません。時代的なものもあるし、母のそのまた母から受け継ぐものもある。
だからといって、私が母を憎んだりしているかというと、まったくそういうことはなく。
むしろ私が産まれることで、少しでも母の身体から毒素を持って出られたなら本当に良かったと思っています。
池川明先生という胎内記憶の研究をしている助産師さんの、【子どもは親を選んで産まれてくる】という言葉の意味が少しわかる気がするんです。
私が母の元に産まれたのは、母を幸せにしたかったから。
今思うと病気がちな母には、子育てはかなり厳しいものだったと思います。
母と同じ状況の人が、出産・育児を諦めてしまうケースはざらにあります。
だから母は私が産まれなければお母さんになれなかった。
私が産まれることで、もちろんしんどくなった面もあると思うんですが、逆に私が産まれなければできなかったこともいっぱいあった。
私は母をお母さんにしてあげられたんです。
そのことに、私は娘を産んで気付きました。
私は娘にお母さんにしてもらえた。
子どもは親を幸せにしたいと思って産まれてくる。
私は母を幸せにしたいと思って産まれた。
だからアトピーになることも構わない。
…ちょっと話がずれてきました。
しかも、スピリチュアルっぽくなってしまった(笑)
これが私の0~4歳頃のアトピー状況です。
まだまだ私のアトピー歴は長いので、続きます。
追伸
今、お子さんのアトピーで自分に責任を感じたり、悩んでいるお母さんも多いと思うのですが、どうぞご自分を責めないでください。(私もやりましたがw)
もちろん、お母さんの身体からの影響はあると思います。でも、そこはもう変えられません。
子どもは親を選んで産まれてきているので、アトピーであることも受け入れられます。今でなくてもいずれ。
私はアトピーだからこそ得られたこと、学んだことはいっぱいあって、それはそれで良かったんじゃないかなと思っています。
あれが悪かったんじゃないか?と原因探しで自分を責めるより、これから生活を改めたり、克服する方法を見つけにいく方が良いですよ。