『蚕起食桑』。
5/21~25あたりのことらしいけど、うちのおかいこたちはこの時全員が繭になっていて、なんなら繭から出ようとしてましたね。
なんでだろ、八丈島あったかいからかな?
数えたら全部で106個もありました!
5歳の娘は蚕を非常に可愛がっていて、『茹でるのはやだ』と言うので、繭をカットして蛹を取り出す方法にすることになりました。
調べたらこの方法でも問題なく蛾になれるようでしたので。
カットしたらお顔が。
目が合った...気がする。
めっちゃでかいな〜と思ってた繭にはなんと2匹一緒に入っていました!
隣で繭作ってるうちに一緒に入っちゃったんでしょうね。
逆にこんなミニチュアサイズも。
(大きく見える方が標準サイズ)
後日ちっちゃいおかいこが出てきて可愛かったです。
娘がカットするのは難しいので私がせっせとカットして蛹を取り出しました(106個もな!)
繭の中と同じ気分を味わえるよう、簡易的ではあるけど個室も用意(ミニ折り紙で作ったコップ)。
面白いもので、繭の大きさも形もいろいろ。
代表的なものをならべました!
娘が蚕のぬいぐるみを欲しがるのでフェルトで作ったよ。
10日ほど経ったある朝。
最初の子が出てきました。
美人さん!
それから毎日5匹ぐらいずつ出てきました。
必ず明け方近い深夜に出てくるんです。
1時とか2時に覗いても出てきてなくて、3〜4時に覗くと繭からよいしょよいしょと出てくる。不思議。
交尾と産卵も始まりました。
雌のお腹は大丈夫か?と思うほど膨れています。
人間の妊婦さんと一緒です。
産卵が終わり、身体が最初より細くなったお蚕は数日後死んでいきます。
お疲れ様。
死んだお蚕は、天国に行けるよう娘がベランダの鉢植えに埋めてあげています。
さて、お察しの通り、我が家は今蚕の卵が数千個あります...
(昨年は2匹のメスから200個以上産まれて、汚れたものを処分して100個ほどにとどめたのですが...今年はメスだけでも何匹いることか...)
今年はどうしたものか。
もちろん来年のためにまた100個ほどは保管する予定ではありますが、さすがに養蚕農家でもないのに数千匹は育てられない...
せっかく頑張って産んだ卵を捨てるのも忍びないけれど...
孵化するまで1年の猶予がありますから、もうちょっと悩みたいと思います。
どこかに寄附とか。
綺麗な繭はソネングラスに入れてみました。
毎日眺めながらお蚕たちを想います。