mimoza note

八丈島に住む刺繍作家Mimoza SHOJIのブログ。

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第31回八丈島文化フェスティバル、展示・WSありがとうございました!

八丈島文化フェスティバル、1週間の展示を終え昨日作品を持ち帰って来ました。



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4年連続出させてもらっているのですが、私がいつも刺繍を出している人だとだんだん認知されるようになり(1年目は移住したてでそもそも知り合いすら少なく…)今回は特に、たくさんの方から「見たよー!」と声をかけていただいてとても嬉しかったです。


改めまして今回の作品がこちらです。

カロチャ刺繍風デザイン『botanical island』

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ハンガリーの伝統刺繍である「カロチャ刺繍」の手法で刺繍しています。
太くて光沢のある5番刺繍糸で刺しています。(普段の刺繍糸は25番)

カロチャの特徴は、一本の茎から様々な植物が花を咲かせているということ。

八丈島の形を茎にして、そこに島で見られる植物を30種類以上配置しました。

リアルな刺繍ではなく、どちらかというと少ない色味のシンプルなイラスト調。
でも「あ、あのお花だ!」とわかってもらえるところのバランスが難しくて、何度も描き直した図案もあります。



刺繍自体は糸が太いためいつもよりサクサク進みます。
色もカラフルなので飽きずにできますし、いつかカロチャ刺繍のワークショップもやろうと思っていますよ。


八丈島の動物刺繍


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こちらは2019年に、月に1つリアルな動物を刺繍しよう!と決めて取り組んだ作品です。

八丈島で見られる動物たちを12種類選んで、写真とにらめっこしながら刺繍しました。

刺繍枠は直径8cmなのでとても小さい刺繍なのですが、動物の毛並み1本1本を刺繍しているので1匹刺すのにに3日ほどかかったものもあります。


ムロアジが本当に難しくて…三度やり直してようやく完成させました。
魚の光沢って難しい!

https://www.instagram.com/p/B5-GLmoHHue/
ちょっとふざけた(笑)マグネットにうまく反映できるかな😁#ムロアジ#釣り#八丈島#八丈島の動物 #八丈島と刺繍


クジラも真っ黒だとシルエットしかわからないし、目も小さいし…リアルな刺繍なんだけどある程度はイラスト化しないと成り立たないところもあって苦労しました。

https://www.instagram.com/p/B59J6UvnYEY/
クジラ🐳あとブローを刺繍しようかなと思うのだけど、波、水って難しいね💦色もリアルにするかイラストっぽくするか... #八丈島#八丈島民図鑑 #刺繍#八丈島の動物#ザトウクジラ#八丈島と刺繍



でも無事12匹刺すことができてホッとしています。
1年のスパンでテーマを決めて作品を作るのも良いなと思いました。
こうして文フェスという発表の場で見ていただけますし。

来年(というか今年?)も見ごたえのある作品を作れるよう頑張ります。





文フェス最終日の前日は、ワークショップも開催しました!



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14組の皆さんにご参加頂き、『きりえプリント』ワークショップを無事終えることが出来ました(初めてだったので緊張しました)。

お子さんたちは、思い思いに好きなパーツをたくさん並べとても可愛かったです。





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また、大人の方は自分で絵を描いてカットして、なるほどな〜!という作品も。



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きりえプリント面白い!
また時間をかけてやってみたいですね。
Tシャツには特に綺麗にプリントできましたよ。



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最後には舞台部門のバレエを観て(娘がやりたがるかな?と思って一緒に観たけどまったくそぶりなしw)充実した文フェスでした。

歌に踊りに、伝統からモダンまで色々なジャンルを一度に見れる、本当に濃いイベントです。
これを観て、何かを始めてみたい!と思うきっかけにもなるのかなと思います。
私も時間さえあれば、八丈太鼓とかもやってみたい。まぁゆくゆくは。


2020年、始まったばかりですので、ゆっくり1年のプランを考えつつ、新たな作品作りに取り組みたいと思います。
お疲れ様でした!