mimoza note

八丈島に住む刺繍作家Mimoza SHOJIのブログ。

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我が家のぬか漬け。紆余曲折を経て最終形態へ。

結婚後、何度かぬか漬けにトライしてきた。

「もう◯年、この糠床を継ぎ足しながら使い続けています」と言いたいところだが、3回ほど途絶えてしまった。

 

 

 

途絶えてしまった理由は、「引っ越しのため」というのが大きい。

八丈島への移住の際、マイ糠床を持っていくほどの愛着はなかったし、

それこそ移動中漏れたら一大事である。

 

 

やり方もいろいろ試してきた。

冷蔵庫に入れておけば失敗はないが、その分漬かるのも遅い。

漬物は毎日食べたいので、夏場は特に半日〜1日で漬かって欲しいのだ。

 

 

かといって常温で置いておくと、夏場はほんの1日サボっただけで白いカビが発生。

まぁこのカビはそんなに大きな問題はないのだが、そこからちょっとずつモチベーションも下がっていき、あれよあれよと酸っぱい感じになり、立て直すのも面倒になってしまう。

 

 

 

以前、熊野でそれはそれは本格的な手作りの樽を買い、これで毎日ぬか床を育てていくぞ!と意気込んだりもした。

だが八丈島に来たら、湿気の激しさで樽自体にカビが生える始末(八丈島では梅雨の季節、革製品や木製の家具の木目にまでほわほわのカビが生えるのが常)。

せっかく高価な樽を買ったがこれを使うのは断念した。

小さいものから大きなものまで、ぬか漬けに関してはいろいろ試してきたが、その時々の生活スタイルや環境によりなかなか「コレ!」という形に辿り着かなかった。

 

 

さぁ、そんなぬか床挫折名人の私が行き着いた、最終形態がこちら。

 

容器はこれ。

シンプルな深さのあるタッパー。

琺瑯も素敵だが、結局は軽い方が扱いやすい。

1週間ほど留守にする場合があることを考えると、冷蔵庫に入れられる大きさ、というのも大事。

 

 

糠はこれ。

上の容器に全部入れてちょうどぴったり。

鉄粉が入っているから、ナスも綺麗な色のまま浸かる。

以前、炒りぬかではなく生ぬかにこだわっていた時期もあった。

だが、手入れの手軽さが続けるコツであると実感した今は、普通に使いやすい糠が良い。

この2つは買って次の日には美味しいぬか漬けを食べられたので大正解だった。

 

 

ぬか床の大きさも家族3人にちょうど良く、毎日夕食に出している。

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家族全員ぬか漬けが好きなので、毎日あっという間になくなるほど好評である。

一品何か足りない時にも、ぬか漬けがあると事足りるし、彩りも良い。

 

丼ものに添えたり、私はもはや、冷やし中華やブッダボウルなどの具材のひとつとしてもぬか漬けを活用している。

 

 

本日は茄子とセロリを漬けた。

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毎日なにかしらの野菜を漬けていると、野菜の水分を吸って糠がべちょべちょになってくる。

水取りは昔使っていたものをそのまま使っている。

 

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ちなみにここに貯まった水分は栄養豊富なので、味噌汁に混ぜて摂取している。

あまり入れ過ぎると酸っぱくなってしまうので注意。