以前から興味のあったシュタイナー教育をこの目で見たかったので、
神奈川県相模原市にある『シュタイナー学園オープンデイ』に参加しました。
オープンデイの様子を書こうとしたら、前置きが非常に長くなってしまったので3つに分けます(笑)
こちらの記事では、「私がシュタイナー教育に対してどう思っているか(どう思っていたか)」がメインになりますので読み飛ばしても結構ですw
シュタイナーを知ったきっかけ
シュタイナー教育を知ったのは、大学生の頃。教職系の授業で知りました。
でも概論みたいな授業だったので、
「こういう教育もあるよ〜」
「ノートの取り方とか特色があるよ〜」
くらいにしか扱わなくて、私も「ふうん」という感じ。
でも、画一的に教え込むやり方ではない、というのが気に入って名前だけは覚えていました。
その頃私は、“経験主義的な教育の方が身になるし、頭にも残る”と思っていたので(今もどちらかというとそう)、「受験勉強とかより全然こっちの方がいいじゃん。なんでもっと広まんないんだろ」と感じた記憶が。
結局、都立高校に採用が決まったので、特色ある教育の存在は忘れていました。
子どもが生まれてシュタイナーを思い出す
で、子どもが生まれて、幼児教育のことを調べているうちに、またシュタイナーのことを思い出したんです。
そういやモンテッソーリとかシュタイナーってやったな。
ちょっといいかも…とか思ったんだっけな。
また、娘が生まれたての頃マクロビやら布おむつやら、自然育児系の生活をしてたので、そちらの方面からもシュタイナーの名前は出てきました。
モデルの日登美さん。
自然育児をしている方ですが、お子さんたちがシュタイナーの学校に通っているんですよね。
2年前にこの雑誌読んで、面白いなと思ったんです。
都会的なママには受け入れられにくい?
ただ、私はどっぷり自然育児主義というわけではなく。
かなり取り入れてるけど、現代的・都会的な育児もしたいし、そういうママ友との接点も持っていたいというスタンスです。
で、現代的・都会的なママ友に自然育児とかシュタイナーの印象を聞くと、「う〜ん…」というか「え、そこまでしなきゃダメなの?」っていう感じなんですよね。
私もそれはわかる。
例えば、シュタイナー教育では“テレビをなるべく見せない”ようにしてるんだけど、夕方の家事の最中、Eテレのお世話になっているママにとってはそれってありえないこと。
おもちゃだってプラスチックのカラフルなおもちゃじゃなくて、木とか布とかとにかく優しいおもちゃ。なるべく静かな空間。ひたすら丁寧な生活。
そんなんいちいちやってられるか!
こっちだって忙しいし、息抜きもしたいのに!
息が詰まるんじゃい!!
って感じなんだと思います。
正直、私もそれはあるよ(笑)まぁでもそれはシュタイナー教育に限らずだと思うんです。自然育児しようが都会でスマートに育児しようが、それはあると思う。
要するに、都会的なママの多くはシュタイナーってそんなに好きじゃないのね(もちろん好きな人もいるだろうけど)。効率性を重視してる人にとっては真逆を求められるところがあるんだと思う。
あと、シュタイナーのスピリチュアル・霊的な部分を受け入れられない、っていう面もある気がする。
自然育児をしてる人って、例えば体の自然治癒力やら陰と陽の関係やら、第六感的な感じ方やらへの理解があるので、その延長で神秘とかエネルギーとか見えない力を受け入れてる人が多い。
かたや現代的な育児をしてる人は、子どもが熱出したらすぐ病院に行くものだし、子どもファッションも都会的で素敵、デパートの子ども向けサービスを活用する。習い事もたくさん。
どちらかというと物質的な生活をしているので、霊的な部分に関して免疫がないのだと思います。
シュタイナー教育を知らない現代的なママに説明するときには
「ちょっとスピ系な教育っぽいかも」と言います。
かなり乱暴だし適切な表現でないと思いますが、学校=進学校・学力・偏差値というイメージを持つ方にとってはそう伝えた方がわかりやすい。
最近は都会的でスピ系の人もいるけどね。まぁ傾向として、という意味で。
見ないで批判するのは良くない
私はシュタイナー教育に関して、たぶんすんなり受け入れるタイプだろうとは思うけど、結局のところ本で読んだくらいしか知らない。
オイリュトミーとかエポック授業とか、ノートの取り方が芸術的だとか、「実際どうなのか」よくわからない。
だから一度この目で見て、どういう教育なのか知りたいなと思っていました。
オープンデイは学校説明会というか、ミニ文化祭のような感じでした。
実際の授業風景ではないのでほんの一部しか見えてないとは思いますが、次の記事で感じたことを書いてみます。
続きます。