mimoza note

八丈島に住む刺繍作家Mimoza SHOJIのブログ。

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私がアトピーを克服するまで⑤

前回の記事の続きです。

www.mimoz-art.com

 

結婚してから

 

結婚して、子どもができました。

妊娠中は1度だけ通っていた皮膚科へ行って、「今もらっている薬は胎児に影響はないか?」聞きに行きました。すると、やっぱりそういう問い合わせは他にもあるのでしょう。手慣れた手つきで薬の影響のことが書いてあるコピーを取り出し、データを元に「問題ない」という説明を受けました。

 

 

 

子どもが生まれて

 

子どもが生まれて、2〜3ヶ月くらいで乳児脂漏性湿疹(頭のてっぺんがかさぶたっぽくなる)が出ました。ただ、調べていくとこれは赤ちゃんにはよくあることで、アトピーとは性質の異なるもの。痒がっていなければ問題ないということがわかり特に何もしませんでした。

 

ところが4ヶ月あたりで、なんとなく顔を掻いているような仕草が出始めました。

赤ちゃんなので、うまく狙った位置をかけないようなのですが、どうやら痒くて手でこすっている?そういう仕草でした。

 

また、腕の関節や耳の付け根が赤くグジュグジュして、黄色い液体が出てきました。眉毛や睫毛の生え際もちょっと痒そうな見た目。

「あ、私のアトピーが遺伝しちゃったんだ」と申し訳ない気持ちになりました。


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吉祥寺の真弓小児科さんへ行く

その頃、予防接種の件で安易に小児科にかかるのは悩んでいた私。でも、頑なになって「絶対病院には連れていかないぞ!」というのも違うと思いました。必要な時には行って、意見をもらったほうがいい。セカンドオピニオンとして聞けば良いし、違うと思ったら家に帰ってから無視すれば良い(お医者さん、すみません)。

行くこと自体を拒むのは違うかなって思いました。

 

 

夫がいろいろ調べて、吉祥寺にある真弓小児科へ行ってみることにしました。

真弓小児科の真弓定夫先生は、【薬を出さない・注射をしない】自然流の子育てを提唱している方です。「病院は病気を治すところ。だったら、患者がその後も病院に通い続けるのはおかしい。病気を治せる医者のところへは、新しい患者しかこないはずだ」というお医者さん。お医者さんがそこまで言い切っちゃうのってすごい。でも確かに、と思いました。

 

おっと。今調べたら2016年9月を持って閉院していた…!私たちが行けたのはギリギリセーフだったんですね。(↓真弓先生の娘さんのページ)

happyseeds4you.sakura.ne.jp

 

ここまでしっかりと意見を持った病院がなくなるのは惜しいことだなと思います。

 

真弓先生に言われたことは、こちらの方のページに詳しく書いてあるのでリンクを貼らせていただきます▼

ameblo.jp

 

先生に言われたことはほぼ一緒です(どうやらお母さんたちにはほとんど同じことを言うらしい)。

  • 牛乳の弊害
  • 母子手帳が日本にできた経緯
  • 空気は外気温と室温との差が、5℃以内であること

などなど。ほぼ叱責される形で言われました(笑)

その頃、食事などは気をつけていたので(マクロビ仕様)、改善点は空気だと言われました。つまり、外気温と室温との差が5℃以内。冬だったので、夫も私もガーンと言う感じ(直前にストーブを買ったばかりだったw)。でもやってみるしかありません。

 

ステロイドはもちろん出されませんでしたが、痒いことは我慢ができない赤ちゃんにとって心の発達のストレスになるからと、弱いかゆみ止めだけ処方されました。

 

 

言われたことをやってみる

  • 牛乳を飲まない
  • 食事の質
  • 外気温と室温との差を、5℃以内に

 

などを気をつけても、正直あまり良くなりませんでした。

 

これはアトピー患者さんに多いことでもあると思います。

「あれは良くない」「これはダメ」と言われていることを気をつけても、治らない。

 

むしろ、食事に気をつけている方ほど肌に出やすい気がします。逆にジャンクフードばかりの方がお肌ツルツル、ってことよくありますよね。(これについても現在考察中)

 

ただ、無駄な努力をしている、という感じはしませんでした。

アトピーはあったまると痒いんです。だから室内で暖房ガンガン、だと赤みが増して痒くなる。それが防げるだけでも進歩でした。食事についても、気をつけないより気をつけたほうが良い。たとえアトピーに関係しなくとも、他の病気を防げている可能性はある。

 

また、子どもはまだ0歳だったので、年齢とともに良くなる(落ち着く)可能性もありました。だから、すぐに結果が出なくても、しばらくこの生活を続けながら様子を見てみようと思いました。

 

 

子どもは薬なしなのに私はステロイド?

子どもの治療に関しては、食事や生活を変えることで様子を見ていました。

 

ただ、その間も私は以前と変わらずステロイドを塗っていました。

言い訳をすると、娘はかなり頻回授乳タイプで夜間も2時間おきに授乳する日々。続けて3時間以上寝られたことはなく辛かったので、自分のアトピーにまで気が回りませんでした。

 

でも、だんだんと「子どもはステロイドなしで頑張っているのに、なんで私は塗ってるんだろう?」と思い始めました。もし子どもが口をきけたとしたら「私はこんなに痒いのにママだけ薬で治してずるいよ!」というかもしれません。矛盾しているな、と思いました。

 

続きます。