2020年開校予定の軽井沢風越学園にかなり注目しています。
キーワードを抜き出すだけでも、従来(というか現在)の学校教育の限界を超えていく学校になるんだろうなと思います。
- 3歳から15歳まで
- 幼小中
- <自由>と<自由の相互承認>
- 同じから違うへ、分けるから混ぜるへ
- 「わたし」からはじまる <自己主導>
- わたしたち」で広げる <協同>
- わたし」と「わたしたち」で深める <探究>
- 遊びひたる / 学びひたる
- 地域との連携
- 豊かな自然環境
- ゆったりとした空間
- 流動性のある異年齢編成
- 学び続ける大人
- 学習する組織
- 併設された研究・研修機関
「わたし」からはじまる…自己主導の学び
私が一番良いな、と思うところはここ。
軽井沢風越学園は「わたし」からはじまります。
これまでの学校では、何を、どう、どこまで学ぶかを大人が決めていました。いわば「学びのコントローラー」は大人が持ち、「わたし」よりも「みんな」が優先されていたのです。
私たちはそのような学校の姿から一歩先に進みます。「学びのコントローラー」を大人ではなく子ども自身がもつ。それが軽井沢風越学園の目指す学びのスタイルです。
軽井沢風越学園では、何を、どう、どこまで学ぶかを一人ひとりの子ども自身が決めて、学んでいきます。そして学びの質を深めるために、自分自身の学びを問います。
これを私たちは「自己主導の学び」と呼びます。
私がこの記事を書いたのは、軽井沢風越学園のコンセプトを読んで、触発されたからなのでした▼
一斉教育の時代は終わりつつある
今までの教育が悪い、ダメとかではなく、そういう時代だったんだろうと思います。 戦後。高度経済成長。いろんな要因があったと思う。私の親世代や私が子どもだった頃は、いろんなことをバランスよくできて、努力ができて、どんな会社に入っても言われたことをきちんとできるような力が重視されていたんでしょう。
だから学校教育も、そういう大人になるようにカリキュラムが組まれた。そうだとすると、むしろ教育としては成功したんじゃないかしら。
でも時代が変わっていく。競争社会はもう終わりつつある。個人のやりたいことを追求していい時代になったんだと思う。これは本当に幸せなことだよね。
でも、個人の興味や学ぶ動機を優先することを、今は教育が邪魔をしている気がします。興味のないこともやっとかないといけない。知っていた方がいい。バランス良く。常識だから。。
本当かな?五味太郎さんが言ってた通り、人生は一般教養を悠長に勉強するほど長くはない。
個人に学びの動機がある、というのはこれから本当に必要となる力だなぁと思います。
先駆けとなる学校
軽井沢風越学園ができる意義はすごく大きくて、新しい教育のモデルになり、こういう学校がどんどん増えると思う。
いや、むしろ、こういう学校がここにしかないということがおかしい。軽井沢に移住しないと通えなくて、しかも定員が限られた生徒しか通えないということが、学ぶ権利を保障する教育にとっておかしな事態なんだと思う。この学校がスタートをきっている。早くこういう学校が増えるといいな。この方法を望む子どもたちが、全国どこでも何人でも通えるような世の中にしたいなと思う。
軽井沢風越学園の【情景】を読んでみてください。
ものすごく自然な本来の学びが見えてきます。
軽井沢風越学園の設立者の皆さんのブログ
▼岩瀬直樹さんのブログ
▼苫野一徳さんのブログ