mimoza note

八丈島に住む刺繍作家Mimoza SHOJIのブログ。

スポンサーリンク

キョンの実物大刺繍制作中。

八丈島の植物公園内で飼育されている『キョン』。
小型のシカで、台湾などに生息しています。



f:id:colibli:20220221114829j:plain



八丈島ではミニ動物園として子どもから大人まで愛されているキョンですが、千葉や大島では大繁殖して害獣扱いのようですね。

www.yomiuri.co.jp


駆除。ジビエ。
地域によって、動物への認識は様々。



とはいえ八丈ではキョンは愛されておりますので、刺繍にさせていただきます。

f:id:colibli:20220221114908j:plain
まずは図案を描きます。輪郭と毛の流れ。

先日の八丈文化フェスティバルの中学生の作品で、動物を大きなパネルに描く作品がありました。
今まで私は“細かく・小さく”刺繍をしてきたものですから、“大きく描く”というのは意表を突かれたというか、なるほどなと思いまして、私も大きい作品やってみようかなと。


f:id:colibli:20220221114924j:plain




2月上旬から始めました。
想像以上に大変です。



f:id:colibli:20220221115120j:plain




まず、刺繍糸が即なくなる。
こんなに茶色ばかり買い足したのは初めて(笑)



f:id:colibli:20220221115046j:plain


良かった点は、目があまり疲れないこと。

いつもは布の目を1目1目凝視しながら作業していて、どうしても眉間にしわを寄せてしまいます。
至近距離ばかり見て肩も凝る。



それがこの刺繍ではまったくないです。
毛の流れる方向だけは注意していますが、基本的にはざくざく刺していくだけ。
とにかく数稼がないと終わらない感じです。



f:id:colibli:20220221115101j:plain


今やっと5割程度でしょうか…
ざくざく刺してるからすぐ仕上がると思ったのに、大きさが大きさなので案外かかっております。


全体を観て色のバランス取りたいので、刺繍枠ではなく直径40cmのキルトフープで布を張っています。


あと、これは本当にオススメ!!
『エディ工房』さんの刺繍フープスタンド。

左手で刺繍枠を支える必要がなくなり、無駄な疲れが発生しません。
大きい枠でも問題なく使えてます。
これはさっさと買うべきだった商品。非常に助かってます。